
たらこスパゲティ専門店「東京たらこスパゲティ吉祥寺店」(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-27-6996)が吉祥寺通り沿いにオープンして、3月19日で1カ月がたった。
とんかつ専門店「かつや」などの飲食業態を展開する「アークランドサービスホールディングス」(千代田区)の子会社「フィルドテーブル」(千代田区)が経営する同店。吉祥寺店は5店舗目となる。
同店マネジャーの月村宏明さんは「吉祥寺は昔ながらの商店街や大型商業施設が立ち並び、さまざまな文化が調和する街。新しくても良いものは永く愛される場所だと出店を決めた」と振り返る。「吉祥寺通りには銀行や証券会社が立ち並ぶ。通勤や通学、買い物客などが行き交う通りなので、多くの方に店を知ってもらうのに適している」とも。
店名は日常的な料理の「たらこスパゲティ」をメインに「新たなスタイルを発信し続けたい」との思いを込めて、世界中の食が集まり、新たな料理が発信される場所「東京」の文字を冠して付けたという。
店舗面積は約90平方メートル。縦長の店内にはL字カウンター席16席、テープル5卓と椅子10脚を設ける。
「ランチに女性一人でも気軽に入れ、ササッと食べられるようファストフードの感覚で提供する」というメニューは、「炙(あぶ)りたらこのお出汁(だし)スパゲティ」(1,089円)、土鍋で提供する平麺の「白味噌(みそ)と豆乳の明太クリーム」(1,199円)、期間限定「大葉とおろしのたらこスパゲティ」(1,309円)など。トッピングは追いたらこ(110円)、生明太子(330円)など。
他に、いくらとサーモンユッケごはん(750円)、炙りたらこ(418円)など。スパゲティに275円追加でショウガの炊き込みご飯かサラダ、本日のおばんさいが付く「スパゲティ定食」も用意する。
ドリンクは、ストローで吸い上げるわらび餅が入った「もちもちわらび餅(抹茶)」(660円)、「ひやしあめ(ショウガ)」(440円)ど。アルコールは「たらこに合う白ワイン」(グラス550円)、ビール(660円)など。デザートは「いくら丼みたいな苺(いちご)のパンナコッタ」(495円)などを用意。
月村さんは「メニューを極端に絞り込み、さまざまなたらこスパゲティを展開し、他店との差別化を図った。スパゲティを使って和食を提供するのに欠かせないものとして、だしを取り入れた」と話す。
「ブランドとして表現を統一することにこだわったが、商品は『目新しさ』で終わらないよう日常的に食べたくなる味を目指している。常に新しい料理、味わいを届けられる店にしていきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~23時。