サステナブルをテーマにした「KICHIJOJI PARCO SUSTAINABLE DAYS -つなぐ-」が9月15日、吉祥寺パルコ(武蔵野市吉祥寺本町1)で始まる。
「出張 野の~量り売りとまちの台所」などポップアップショップも
8月には同イベントに先立ち、不要になった布を広く回収した。集めた布に、藍染めプロダクトを制作するコレクティブ「OGIDNIS(オギニス)」が藍染めを施した大型アート作品を期間中、正面入り口のウインドーディスプレーに展示する。
15日・16日は2階エスカレーター横で、徳島県と福岡県久留米市の藍製品を展示販売するほか、藍の葉を使って巾着を染めるワークショップを行う。所要時間は約5分。参加費は100円。定員は各日先着50人。
カミカグ(墨田区)が手がける、新型コロナなど感染予防に用いる「アクリル仕切り」をアップサイクルするブランド「acree:」は、一輪挿し「しきりんざし」を展示する。同館ほかで回収したアクリル板を素材に、新たな商品へと生まれ変わらせる企画の一環。会場で不要になったアクリル板も回収する。21日まで。
不要になったカラーコスメを使って、エシカルなクレヨン「ハロヨン」を作る「COSME no IPPO(コスメノイッポ)」も、不要になったコスメを10月1日まで回収する。
ほかに、使い終わったペットボトルで作る「アップサイクルアクセサリーワークショップ」や、狭山茶農園と東京大学で学ぶインド人留学生たちによる「TeTe」が主催する「オリジナルスパイスティーを作ってみよう」、1階に今春オープンした「style table」が企画する蜜ろうラップ作り、ソイキャンドル作りなどのワークショップも予定する。
昨年吉祥寺に移転オープンした「クレヨンハウス」は期間限定で初出店し、衣類や布製品、せっけん、洗剤、食品、本などを並べる。出店は9月17日、24日、10月1日。調味料や乾物、麺類、ドライフルーツなどを用意する「出張 野の~量り売りとまちの台所」、ビンテージファブリックなどを扱う「トップオブザヒル」もポップアップショップを展開する。
同館広報担当者の酒井彩さんは「入り口に展示する藍染め作品は、地域の皆さんに衣類を提供してもらって完成した。アクリル板やコスメなど不要品の持ち込みもできるので、気軽に参加してもらい当イベントがサステナビリティーに触れるきっかけになれば」と期待を込める。
営業時間は10時~20時。10月1日まで。