食べる 買う

吉祥寺プティット村「KICHIJOJI道の駅」が1周年 武蔵野土産など販売

中道通り沿いの吉祥寺プティット村東棟1階で営業する「KICHIJOJI道の駅」の外観

中道通り沿いの吉祥寺プティット村東棟1階で営業する「KICHIJOJI道の駅」の外観

  • 4

  •  

 武蔵野市の土産やテイクアウトのドリンクなどを販売する「KICHIJOJI みちの駅」(武蔵野市吉祥寺本町2)が中道通り沿いの吉祥寺プティット村東棟1階にオープンして、9月1日で1周年を迎えた。

季節限定の武蔵野クラフトコーラ「スイカ」

[広告]

 運営は中央線沿線を中心に街歩きイベントの企画・運営などを手がけるサプラニア(吉祥寺本町2)。吉祥寺では2011(平成23)年に始まった武蔵野市観光機構主催のファミリー向け街歩きイベント 「武蔵野市トレジャーハンティング」を担当。今年は9月23日から開催する。

 同社の商品開発を担い、店舗マネジャーを務める湯原枝美さんは「街の魅力を伝える仕事をしていくうちに、飲食店との縁ができ、地元の味を紹介する場所を作ろうと店を持つことを決断した」とオープンの経緯を話す。湯原さんは吉祥寺在住で、「プティット村は吉祥寺のシンボルなので、ここに店を持てたらと考えていたら空きが出た。たまたま縁がつながって、オープンにこぎ着けた」とも。

 店名の「みちの駅」は「中道通りの道の駅」という意味で、「未知のものを提供する」という思いも込めたという。

 店内では小金井市の洋菓子店「ビルドルセ」と開発したアガベシロップを使ったメレンゲチーズクッキー「タベゴロアガベ」(2袋入り、1,100円)を「吉祥寺おみやげ」のロゴが入った箱に入れて販売。他にBella Donnaが作るカシス・カボチャ・抹茶などで色付づけしたバラ型のフィナンシェ「むさしのに咲くばら」(1個350円)。日本獣医生命科学大学が北海道チクレングルーブと産学連携で開発した発酵バター入りニチジュウコンピーフ(799円)など。

 湯原さんが「おもちゃらしさ」をコンセプトにデザインし、3Dプリンターで制作する園芸用鉢のブランド「怪根奇譚(かいこんきたん)の鉢や植物、作家の器なども棚に並べる。

 テイクアウトで提供するオリジナルドリンクは、小金井市で地元野菜を使った総菜店を営業するパリタリーが、規格外の国産レモンとハーブなどスパイスで作ったシロップで作る「武蔵野クラフトコーラ」(497円~)。フレーバーは武蔵野市周辺で栽培されていた「八つ房唐辛子」を地元の子どもたちが復活して作った一味唐辛子「境のとんがらし」やミントなどをそろえる。国産米で作った米こうじを使った「吉祥寺コージドリンク」(680円)のフレーバーは、ブルーベリー、抹茶、マンゴなどを用意する。

 ドリンクはプティット村の庭で飲むこともできる。猫カフェ「てまりのお城」などへの持ち込みも可能で、中身がこぼれないようキャップは機械を使い固定する。自家製のコージドリンクなど店内でブレンドする商品はアレルギーに対応する。

 オープンから1年を振り返り、「海外からも含めて、TikTokやインスタを見て店する方が増えた」と湯原さん。「武蔵野市の情報発信にも力を入れるので、近隣のお客さまには交流の場として使ってもらえたら。子どもたちが立ち寄って喜んでくれる店でありたい」」とも。

 「季節によって変わるお客さまの流れやどんなものが流行しているかなど勉強しながら営業している。お客さまが求めるものに対応した商品を提供して吉祥寺で生き残っていくため、原材料の高騰にも負けずに常に挑戦していきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~17時ごろ(土曜・日曜・祝日は10時~)。月曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース