小さめサイズの植物専門店「ECHO PLANTS(エコープランツ)」(武蔵野市吉祥寺本町4)が吉祥寺の中道通りにオープンして、8月22日で1カ月がたつ。
同店のコンセプトは「スモールスペースで豊かに暮らす」。手のひらサイズの小型植物を中心に、ポットをはじめとした園芸用品、それらと「相性のいい」インテリア雑貨などをそろえる。店主の秋谷弘太郎さんは「都市部の住宅でも楽しめるよう、吉祥寺に来るお客さまが電車で持ち帰れるよう、小さめサイズの植物に絞った」と話す。3坪の店内は北欧インテリアを意識し、明るい雰囲気に仕上げた。
写真家でもある秋谷さんは大学卒業以来、主に広告業界で活躍してきた。転機となったのはコロナ禍。広告を取り巻く環境が変化したのをきっかけに、フリーランスから一般企業へ転職した。「父親が植物好きで、子どもの頃から周りに植物がある環境で育った。転職先は、植物関係の仕事を希望し、配属されたのが観葉植物などを販売するグリーンショップだった」と秋谷さんは振り返る。インテリア雑誌のカメラマン、グリーンショップのマネジメントやプロデュースなど、培ってきた経験を生かし、今回の開店に踏み切った。場所は、若い頃から過ごしてきてなじみがある吉祥寺に決めた。
開店から1カ月がたち、近隣住民のほか、夕方は会社帰りの人が通りがかりに来店するという。「植物初心者の方は、育てやすいサトイモ科の植物やゴムの木がお薦め。乾燥に強く、少し水やりを忘れても大丈夫。インテリアと一緒にコレクション感覚で楽しんでほしい」と来店を呼びかける。
営業時間は12時~19時。月曜・火曜定休。