吉祥寺美術館「Genius Party展」、アニメファンを中心に好評

アニメファンを中心に好評を博している「Genius Party展」

アニメファンを中心に好評を博している「Genius Party展」

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 武蔵野市立吉祥寺美術館(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-0385)で開催されている「Genius Party展 吉祥寺発アニメの想像と創造」がアニメファンを中心に好評を呼んでいる。

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 「Genius Party」とは今夏から公開されているオムニバス映画のタイトルで、福島敦子、河森正浩、木村真二、福山庸治、二村秀樹、湯浅政明、渡辺信一郎ら7人の映像作家が短編作品を提供している。制作は吉祥寺を拠点に活動する映像クリエーティブ集団「STUDIO4℃」が担当。同社の社名は水の密度がもっとも高い摂氏4度に由来し、 「常に高密度・高品質な作品を創出するというクリエーティブ・ポリシーを表している」(同社)という。

 会場は400平方メートルの広さがあり、同作に参加した監督たちの制作技術を中心に、イメージボード、原画、美術ボード、設定、CG技術などの資料を多数展示している。「BABY BLUE」「上海大竜」「夢見る機械」などの作品は特に豊富な資料が展示してあり、アニメの製作過程が「レイアウト→原画→動画→スキャン」と順を追って詳しく紹介している。

 秋葉原で独特なコスプレイベントを行っている熱狂的アニメファンの大西さんは、展示物を熱心に眺めながら、「1つのシーンを作るのに、膨大なレイヤー分けをして最終段階で調整する製作技術の緻密さに驚いた。重なっている部分や観客から見えない部分まで丁寧に作り込んでいることを初めて知った」と、日本のアニメーションのレベルの高さに改めて感心していた。

 開催時間は10時~19時30分。入館料100円。10月28日まで。

吉祥寺美術館Genius Party公式HP

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