JR中央線吉祥寺~三鷹間高架下にある「中央高架下公園」(武蔵野市御殿山1)が4月1日、リニューアルオープンした。昨年7月から8カ月間の施工期間を経て、全天候・多世代型公園として生まれ変わった。
開園から50年が経過し老朽化が進んだことがリニューアルのきっかけ。「鉄道高架下という立地のため、天候に左右されず遊ぶことができる。新しい遊具で明るい雰囲気がさっそく利用者の好評を得ている」と武蔵野市の担当者は話す。
今回リニューアルしたのは、「乳幼児・幼児対象エリア」「幼児・児童対象エリア」「大人・高齢者対象エリア」の3エリア。
幼児・乳幼児対象エリアにはカラフルな遊具を採用し、地面にはゴムチップを舗装。動物モチーフのかわいらしい手洗い場やベビーカー置き場も設け、小さな子が安心して遊ぶことができるようにした。
幼児・児童対象エリアには、「無機質な高架下でも温かみを感じられる」ように「東京の木 多摩産材(スギ)」を使った木製複合遊具を設置。迷路やつり橋、緩やかなクライミング、滑り台など、子どもたちに人気の遊具を配置する。中央線の駅名が彫られた平均台もある。
大人・高齢者対象エリアにも、同じ多摩産材を使用。背伸ばしベンチやツイストなどの軽い運動から、腹筋台や腕立バーを使った筋力トレーニングまで、利用者のニーズに合わせて健康増進が図れるようにした。
ユニバーサル遊具を設置予定の「ユニバーサルエリア」は本年度中のオープンを目指している。同担当者は「子どもや子育て世代だけでなく、ユニバーサルエリアでは障がいのある方、高齢の方にも利用していただき、新たな地域交流の場になれば」と利用を呼びかける。