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吉祥寺シアターで「ベンチのためのPLAYlist」 電話機で聴く演劇作品

昨年開催時の様子

昨年開催時の様子

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 電話機を使った体験型の演劇作品「ベンチのためのPLAYlist(プレイリスト)」が3月29日、「吉祥寺シアター」(武蔵野市吉祥寺本町1)で始まった。

作品は黒電話から24時間、体験できる

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 昨年に続き2回目。期間中24時間、劇場前のベンチに設置したダイヤル式の電話機から作品を聴くことができる。同シアター制作・運営担当の吉田恭大さんは「昨年は劇場の来場者以外にも、近隣に住む人や近くのカフェに来た人など、たくさんの人が立ち寄って作品を体験してくれた」と話す。

 今回は詩人、歌人、劇作家6人による「吉祥寺シアターのベンチで聴くためのテキスト」を、6人の俳優が朗読する。テキストは、青柳菜摘さん、笠木泉さん、谷川由里子さん、鳥山フキさん、ピンク地底人3号さん、humunusが担当し、伊藤新さん、笠木泉さん、佐藤朋子さん、清水穂奈美さん、矢野昌幸さん、油井文寧さんが出演する。

 「かもめマシーン」主宰者で、同企画の演出を手がける萩原雄太さんは「『性善説』をテーマにした6作品を用意した。声を聴きながら、他者の存在に思いをはせ、他の人を信じてみたり、電話を置いた後に、他の人とのつながりを感じられたりできる作品になれば」と話す。

 1作当たりの上演時間は5~15分程度。建築家の福留愛さんが美術・空間デザインを担当する。

 鑑賞無料。4月16日まで。

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