「ユニクロ吉祥寺店」(武蔵野市吉祥寺本町2)のウインドーに2月27日、「吉祥寺かるた」とコラボしたディスプレーがお目見えした。
2014(平成26)年10月にオープンした同店は地上1~7階の大型店舗で、「ひと・まち・くらし」をテーマに開業から地域密着型の店舗を目指しさまざまな企画を展開してきた。今回コラボした「吉祥寺かるた」は2019年に地元のデザイン会社「クラウドボックス」が、吉祥寺でよく知られているスポットや物、街の魅力などをテーマに制作したもの。
昨年、初版の札に掲載していた店舗の閉店などに伴って読み札をアップデートした際、同店が札の1枚として新たにかるたに加わった。広報担当の飯島佳代さんは「吉祥寺かるたには吉祥寺の魅力が詰まっていて、世代を超えて楽しめると思ったと同時に、かるたを通じて吉祥寺の面白さを改めて実感した。札に当店を入れてもらって、とても光栄に思っている」と話す。
クラウドボックス社長の徳永健さんは「吉祥寺店は地域の店やアーティストにフィーチャーした大きなウインドーディスプレーが特徴的で、『いつかここに飾ってもらいたい、それくらい吉祥寺で愛される存在になりたい』と思っていた夢が今回かなった」と話す。
「吉祥寺かるたで街を歩こう」をテーマに、春夏ファッションをまとったマネキンと、かるたに描かれているキャラクターが街歩きを楽しむ風景をあしらう。近隣にある「Tokyobike Shop吉祥寺店」や「はらドーナッツ」を取り上げた、今回のディスプレー限定のオリジナル札も作成し、展示する。
徳永さんは「店舗が面する中道通りとユニクロの魅力を、かるたというプラットフォームを使って存分に表現できたらと考えた。ウインドー前面にかるたの札を模した枠を貼り付けて、かるたの世界が立体になったような演出をしたり、実在する地元の人をイラストに描き込んだりと遊び心もたくさんちりばめているので、楽しんでもらえたら」と話す。
飯島さんは「通りすがりの人が撮影したり、海外から遊びに来た人が興味津々に立ち止まったり、たくさんの人が見てくれている。ユニクロアイテムと吉祥寺かるたのコラボで新しい世界観をたくさんの人に見てもらい、ウィンドーをきっかけにさらに吉祥寺の街を盛り上げていきたい」と話す。
今後、店内で吉祥寺かるたとコラボしたワークショップなども予定する。
営業時間は10時~21時。夏ごろまで展開予定。