吉祥寺の複合施設「ヨキヒ吉祥寺」（武蔵野市吉祥寺本町2）を手がける新都市ライフホールディングス（新宿区）が開業日を4月25日と発表し、併せて全区画の出店テナントも明らかにした。

木をかたどったロゴマーク

　「今日は吉曜日」をコンセプトに吉祥寺の「吉」と、ちょっと良い「吉」を提供し、特別な日だけではなく日常的に利用してもらえるような施設づくりを目指す。地下1階、地上3階建て。地下1階はノア（渋谷区）が運営するダンス教室、貸しスタジオ「NOAダンスアカデミー」が出店する。

　1階に出店する「あいすの家とエトセトラ」は、北海道外初出店。運営する長沼あいす（北海道）は1994（平成6）年に創業。北海道長沼町にアイスショップ「あいすの家」をオープン以来、搾りたての生乳を使ったソフトクリームをはじめ、中華まんじゅうやシュークリームなどのスイーツを提供している。今回の新店ではジェラートやソフトクリーム、ベーカリーを用意する。

　1階にはシンガポール発タイヌードルバー「SIAM SMITH（サイアム・スミス）」が、渋谷に続く国内2号店を出店。2階は大阪エリアで店を展開する自家製生パスタ専門店「キンボシパスタカフェ」が関東エリア初出店するほか、京都発の鉄板焼き店「京ちゃばな」が新業態を出店する。3階は個室型サロンの独立開業支援サービス「THE SALONS」を手がけるThe Salons Japan（世田谷区）が「THE SALONS吉祥寺」と題した美容空間を展開する。いずれも店舗名は仮称。

　新都市ライフホールディングス開発計画部新規開発課の渡邊宏美さんは「当施設が立つ通りは、昨年末に絵本や自然食品を扱う店など新しい店がオープンしたこともあって、人通りが増えている。これまでエリア内になかったような店も入るので、特別感のある来街ではなく、日々当たり前に訪れてくれるような施設になれば」と話す。

　ロゴマークは、施設デザインコンセプトに掲げる「エフォートレス＆ウエルネス（＝肩の力を抜き、健康体で豊かな人生を築く）」を基に、施設名である「よきひ」の文字で「木」をかたどったデザインを採用する。