精肉店を併設した肉料理専門店「かまど焼 NIKUYOROZU(にくよろず)」(三鷹市下連雀3、TEL 042-248-5880)が5月12日、三鷹にオープンした。
飲食店の経営、企画、総合プロデュースを手がけるアドリープ(同)が運営する。同社は1月に「神楽坂 囲炉裏(いろり) 肉よろず」、2月にオンラインストア「NIKUYOROZU」を立ち上げた。社長の竹松弘光さんは「アフターコロナにどう取り組むか考える中、今年創業20周年を迎えることもあり、さまざまなスタイルで肉を提供するセレクトショップブランド『肉よろず』を新たに立ち上げようと考えた。同店はその第3弾として出店した」と話す。
同じ場所で運営していた居酒屋「丸心食堂 がっ天」をフルリニューアルし、薪焼き窯を囲むカウンターとテーブル席を設ける。店舗面積は50坪、席数は60席。オリーブを食べて育った香川県産の「オリーブ牛」や石垣島の「美崎牛」などの牛肉をはじめ、豚、鶏肉などの食材を使い、かまどで焼いた料理のほかユッケや牛刺しなど生肉料理、デザートなどを提供する。取締役の今井昴太さんは「和牛の楽しみ方の一つであるフレッシュな生肉を楽しんでもらいたいと、取り扱い許可を取得しメニューに加えた」と話す。
メニューは、さまざまな部位をコナラやブナなど香りの良い原木を用いた薪焼きでじっくり仕上げる「かまど焼き(赤身モモ、ランプ、イチボ)」や「かまど焼き できたてローストビーフ」(共に1,980円~)がお薦めという。そのほか、「純生 皿ユッケ」(1,980円)、「リブとろ椀しゃぶ」(980円)、「薪焼き肉の土鍋ご飯1合」(1,680円)などを用意する。
入り口横に併設した精肉店では店内で提供する肉と同じものを量り売りするほか、ローストビーフやハンバーグなど自家製総菜、たれなど調味料も販売する。竹松さんは「店の味わいを自宅で楽しんだり、贈り物として選んだりしてもらえたら。レストラン、精肉店と共に地元に愛されるような場所にしていきたい」と意気込む。
営業時間はランチ=11時~15時、ディナー=17時~23時、精肉店=10時~18時。