日本の伝統工芸品専門サイト「これいい和」が、2022年3月3日から~3月9日まで東急百貨店吉祥寺店(武蔵野市吉祥寺本町1)6階イベントスペースに期間限定で出店した。経営はキャリアコンサルティング(千代田区)。
「これいい和」は、日本各地の工芸品を取り扱うブランドサイト。主に法人向けの記念品事業と一般向けの通販サイト「これいい和セレクト」を展開。不定期で百貨店などで催事販売も行っている。同店では、3回目。
広報担当の二階堂さんは、吉祥寺に出店した理由として「私たちの想いに共感してくださるお客様が多いことが一番の理由。私たちは工芸品の魅力と共に、職人さんの思いも発信したいと思っている。工芸品の魅力を周りに発信していただけたら」と話す。
商品は、「日本の織物ネクタイ 藍染」(8,800~1万9,800円)、「津軽びいどろ時計」(2万900円)など。「『津軽びいどろ』は日本からアメリカ西海岸まで流れても割れなかったという話があり、海の荒波のような困難も乗り越えて、「大切な時」を刻んで欲しいという願いが込められ作られている。それぞれの商品に背景がある事をわかってもらえたら」と二階堂さん。
伝統工芸品は、ピーク時に比べ生産額が5分の1まで減少、従事者も25%近く減少するなど、さまざまな課題を抱えている。「工芸品業界はそれぞれの商品に思い入れが強いため、ジャンルを越えてコラボレーションすることがあまり多くない。当社では、このような事実や産地を越えた商品のコラボレーション企画を増やし、少しでも日本全体を盛り上げられる存在になれば」と意気込む。