テレワーカーと空き家を所有する大家をつなぐ「ご近所オフィス」サービスが1月18日、武蔵野エリアで始まった。
運営は不動産仲介などを手掛ける東京アセット・パートナーズ(中央区)。同社が空き家オーナーから借り上げた空き家の一部屋ずつを、テレワークでオフィスを必要とする人に貸し出しする。
担当者は「新型コロナウイルスの感染拡大を契機に、テレワークを導入する企業が増えているが、自宅の環境整備が整わず、仕事専用のスペースではなくリビングルームなどで仕事をしている人も多い。一方で、空き家は都内でも増加し社会問題になっている」と話す。
同サービスは、利用者を半径2キロ以内に在住の人に限定する。「名称の通り、近所の人に限ることで、テレワークのメリットである働く人の通勤時間を短縮しつつ、シェアオフィスよりさらに密を避けながら、仕事だけに集中できる環境を提供できればと考えた。荷物を置いておくこともできるので、仕事だけでなく趣味などにも利用してもらえたら」と担当者。
1部屋10平方メートル程度で、利用料は3万円(電気、水道料、税込み)。机、イスとWi-Fi環境(通信制限あり)、トイレ(共有)、エアコンが利用できる。契約は3カ月~で、利用時間は平日8時~19時。玄関の鍵(スマートロック)と部屋の鍵を貸し出す。第1号として武蔵野市境南町5丁目にある戸建の2階にある2部屋の利用者を募集している。対象は武蔵野市境南町、三鷹市井口在住の女性限定。
「シェアオフィスは駅近が多いが、郊外で人が多く住んでいるような場所で提供できればという思いもあった。地縁のあった武蔵野周辺で始めたが、将来的にはエリアを拡大できたらと考えている。ご近所同士、サービスを通じて小さなコミュニティーも生まれれば」と期待を込める。