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吉祥寺のビンテージ家具ショールームが10周年 経年変化の歴史伝える

吉祥寺通り沿いの2階にあるベルベット吉祥寺ショールーム

吉祥寺通り沿いの2階にあるベルベット吉祥寺ショールーム

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 井の頭自然文化公園入り口近くの吉祥寺通り沿いでヨーロッパビンテージやアンティーク家具などを販売する「ベルベット吉祥寺ショールーム」(武蔵野市御殿山1、TEL 0422-24-7953)が11月13日で10周年を迎える。

2階にあるショールームの店内。家具は常時入れ替える

 自社で買い付けた1950~1970年代の家具などを自社工房の東松山ウェアハウス(埼玉県東松山市)でメンテナンスしている同店。「実際にお客さまに見てほしい」と2010(平成22)年、ショールームをオープンした。当時は周りに店も少なく、中心部から少し外れた落ち着いたエリアだったが、「街の雰囲気や人々の感じが取り扱うコアな商材とマッチすることから吉祥寺でのオープンを決めた」と店舗マネジャーの丸山篤さんは振り返る。

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 2階にある約70平方メートルの店内には、ソファ、チェア、テーブルなどのダイニング、リビング家具を中心に、絵、時計、照明など生活に関わる雑貨など約40アイテムを常時並べる。すでに製造を中止しているデザイナーのものも扱う。「ハンス・J・ウェグナー、ボーエ・モーエンセン、フィン・ユールが人気」と丸山さん。貼り替えるソファの生地にもこだわり、スペインのGUELL LAMADRIDやデンマークのデニッシュアートウィービング社など老舗メーカーのものを採用する。

 利用客は30~60歳が中心で、新築の家を購入したり、リフォームしたりする人が多いという。「オンラインショップで目当ての家具を確認してから、ピンポイントで商品を見に来るお客さまもいる」とスタッフの木佐貫恵さん。店では、ビンテージ家具がどんなものかを知ることでより愛着が湧くように、長い歴史、デザイナーのことや製造方法、材料など商品が持っている多くのストーリーを伝えている。

 丸山さんは「10年たって、あの『パタゴニア』の隣の2階ね、と言われるようになった。他の店のオーナーの方や近隣のお客さまとも知り合いになれた」と振り返る。「吉祥寺の方はシンプルで良いもの好きという印象がある。当店もタイムレスな良いものを提案している。これからも街や人のイメージに合う店として、より多くの方に知ってもらえたら。家具は50年くらいでビンテージといわれる。店もビンテージを目指して、あと40年は続けたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時~19時。木曜定休(祝日の場合は営業)。

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