首都圏で一人暮らしをする未婚20~30代を対象に「住みたい街」のアンケートを実施した結果、吉祥寺が3年連続で1位を獲得した。
調査したのは、ガーラマンションシリーズを展開する「FJネクスト」(新宿区)。首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)在住、20~30代の単身生活者男女2000人を対象にネット調査を行った。2018(平成30)年から実施し、今年で3年目となる。
「今、住みたい街はどこですか?」については、調査開始の2018年から3年連続で吉祥寺がトップ。続いて横浜、新宿、恵比寿が3年連続で上位にランクイン。アンケートの結果、「おしゃれな街」「おしゃれな店がある」など「おしゃれ」というキーワードが目立った。他には「公園がある」「井の頭線と中央線が使える」「都会過ぎない」「買い物もしやすそうで都心へもすぐ行ける」という声も上がった。
「単身者が住みやすい街はどこですか?」について、吉祥寺は調査開始の2018年では3位(1位=新宿)、2019年は4位(同=新宿)だったが、今年初めて新宿を押さえて1位を獲得。アンケートでは「商店街が充実」「買い物が便利」「交通の便が良い」「自然がある」「緑が多い」など、一人暮らしの視点で交通や買い物などの利便性に加え、家賃や物価の安さというポイントが重視されているのが特徴。
FJネクストの須之内さんは「吉祥寺の2冠については、住みたい街の常連として、『おしゃれ=吉祥寺』というブランドが世間に根付いている結果だと思う。全体的にも、赤羽や高円寺、練馬のような単身者特有のトレンドが確認できるような結果となった。今後も、単身者の住環境のトレンドを調査するシリーズとしてアンケートを継続していく」と話す。