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吉祥寺のギャラリーで展覧会 コロナ鎮める「アマビエ様」の写し絵飾る

江戸時代に描かれた「アマビエ様」の写し絵とgallery shell102の入り口

江戸時代に描かれた「アマビエ様」の写し絵とgallery shell102の入り口

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 吉祥寺の末広通りと井の頭通りの間にある「gallery shell102」(武蔵野市吉祥寺南町2、TEL 0422-29-8900)で4月18日から、江戸時代の妖怪「アマビエ様」の写し絵を展示する「緊急企画 on the web『アマビエ様』」が開催される。

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 新型コロナウイルスの感染拡大が続く今、店主で空間デザイナーの鈴木知子さんが「お客さまをつなげる場所であるshell102が今の状況でできる方法」として考えた同企画。熊本の海に現れた半身半漁の「アマビエ様」が「疫病がはやったら私の写し絵を早々に人々に見せよ」と言って海中に姿を消したという言い伝えから、「写し絵が新型コロナウイルスを鎮めてくれることを願って」制作を作家に呼び掛けた。

 出品料は無料。応募作品は何点でも可能で、絵画等の原画だけでなく、エディションナンバー(限定枚数)を書いた版画やプリントも受け付ける。形態はグッズやシャツなど自由だが、現物を見ずに購入することを考慮し、買い求めやすい大きさを重視する。

 作品はgallery shell102に展示し、その様子と作品をウェブサイト、SNSを中心に紹介する。開催中の在廊は不要。購入はメール、電話、SNSのDMで受け付ける。

 「力が抜けるようなほほ笑みを誘う名前の妖怪に作家が想像力を膨らませてどんな写し絵を描き上げるか。笑うことは免疫力の源なので」と鈴木さん。「作品をオンラインで販売するだけにならないよう展示して、ギャラリーという空間を伝える。作家と見る人をつなげたい」と願いを込める。

 募集は4月16日まで。事前にメールで申し込む。参加作家と購入方法の詳細はホームページで知らせる。展覧会は4月29日まで。

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