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吉祥寺の日本料理店「わるつ」が10周年 懐石と日本酒、国産ワインも

「わるつ」が9階に入る松戸屋9番目のビル「M-9ビル」のエレベーター入り口

「わるつ」が9階に入る松戸屋9番目のビル「M-9ビル」のエレベーター入り口

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 吉祥寺大通りに立つM-9ビル(武蔵野市吉祥寺本町1)の最上階で日本料理を懐石スタイルで提供する「わるつ」(TEL 0422-27-2593)が2月10日で10周年を迎えた。

カウンター席の奥に9階からの夜景が広がる「わるつ」の店内

 「いい雰囲気、いいお酒、いいお料理」と三拍子そろった店にしたいと「わるつ」と命名して2011年にオープンした同店。東日本大震災では皿が割れ、棚の酒が落ちて割れるなどの被害を受け、後片付けのため約1カ月半、休業した。店主の三橋俊介さんはオーブン時、師匠の元で1年半ほど焼き場や揚げ場を担当。他の店へ移って板前をしていたが、縁あって2019年6月、ビルのオーナーから声が掛かり店主として店に入ったという。

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 それまでランチを提供していたが、料理の全てを1人で切り盛りするためやめた。料理はアラカルトもあるが、季節の素材を使った先付け、小鉢、おわん、造り、焼き物、強肴(しいざかな)、炊き合わせ、食事、デザートの9品を出すコース(1万2,000円)が中心。「一品一品がメインになるようにと手を抜きたくない」方針を貫く。食が細い人用にコースから食事を抜いた「お任せ4皿」(5,000円)も用意する。ドリンクは三橋さんが自ら飲んで選んだ限定の日本酒を提供。1日6セットの3種類飲み比べセットも。ワインは北海道、青森、山形、新潟、京都、滋賀、熊本など国産をそろえる。ハウスワインは藍茜(赤)、萌黄色(白)など(各800円)。ボトルのスパークリングワインは秋田、山形、京都など5種類を用意する。

 店内は「ニューヨークを意識した設計で天井が高く、モダンなイメージ。窓が高く広く取ってあるので夜景が見える」と三橋さん。4人掛け3卓と2人掛け1卓、カウンター5席を用意する。

 10年続けてこられたのは「常連さんが足を運んでくれるなど、お客さまに支えられているから」と三橋さん。「自分の店を持ったからには、今まで以上に学んできたことを料理に生かしたい。新しい食材が出たり、調理方法が変化したりするのでずっと勉強。試しながら新しい方法を取り入れて提供していく。吉祥寺のこの場所に、しっかりした旬の味の日本料理を食べられる店があることを、皆さんに知っていただけたら」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は17時30分~23時。日曜・祝日定休。