武蔵野市では、8月から5回にわたり、環境問題を様々な観点から考え学ぶ「環境の学校」を実施する。世代別で2つのコースに分かれ、施設見学や体験ワークショップを取り入れた内容で月に一度行われる。これは、来年11月に開設するエコプラザ(仮称)のプレ事業の一つで、武蔵野市環境政策課(武蔵野市緑町3、0422-54-1221、クリーンセンター内)が主催。
第1回「キックオフ」では、「中高生・大学生世代コース」はエコプラザ(仮称)として再利用する建物を見学後、アートディレクターの森本千絵さんと一緒に施設の名称を検討する「ネーミングワークショップ」を行う。
「一般コース」では、エコプラザ(仮称)の概要や地球温暖化についての基礎知識を学んだ後、クリーンセンターを見学し、ごみのゆくえについて学ぶ。
第2回「まち歩きワークショップ」では、まちの歴史や変遷、水、緑などの自然を学びながら、神田川や仙川、玉川上水などの水系を基点としてまちを歩く。第2回以降は両コース共通の内容となる。
第3回「武蔵野フードフェスタ」では、国内外で大きく取り上げられている、「海洋プラスティック」や「食品ロス」などの環境問題について学ぶ。
第4回「見て感じて行動へ」では、ワークショップ形式で「身近なモノ」がどう作られ、自分の日常生活とどんな関わりがあるのかを知る。
第5回「環境問題を伝えるために」では、まとめのワークショップを行う予定。すべての講座終了後、参加者は環境啓発事業の企画・運営を体験できる。
担当課長の山中さんは「深刻な気象災害などが世界中で起こっている中、その理由や現状を正しく知ることは、とても大切なこと」で、「今ある環境を未来につなぐためにはどうしたら良いかをみんなで考え、行動して、他の人たちにも呼びかけていく。それをサポートするのがエコプラザ(仮称)です。皆さんと一緒にエコプラザ(仮称)をつくっていけたら。」と話す。
開講日は、一般=8月24日、中高・大学生世代=同26日。参加無料。締め切りは過ぎているが、人数に若干余裕があるため申し込みを受け付けている。詳しくはホームページで確認できる。問い合わせは環境政策課まで。受付時間は8時30分から17時15分。