飛ぶ生き物やメカなど、飛ぶものを展示する「とぶモノ展」が3月5日から、「リベストプレイス吉祥寺」(武蔵野市吉祥寺南町2)で開催される。主催はThink Squares Project。
同プロジェクトを運営するちそう(北区)は2017年から、基礎研究者の研究継続を支援することを目的に、実際に標本などの展示アイテムに触れられる博物館「Think Square(シンクスクエア)」を展開する。自由な角度で観察したり、体感、思考したりすることで知的好奇心を満たしてもらいながら、科学の魅力を伝える活動を行う。
代表の山本智さんは「アクセスの良い場所にある空きスペースや空き店舗などを活用して展開している。会社帰りに気軽に立ち寄ってもらえたらと、平日は開館時間を夕方にしている」と話す。これまで骨格標本やはく製など生き物の魅力を中心に、「イルカと水の生き物展」「水陸両用の生き物展」「身近な生き物展」を行い、3テーマで900人以上が来場した。
今回は生物学に加え、物理学、化学の分野に展示範囲を広げ、「飛ぶ」ことをテーマに鳥やコウモリなど飛ぶ生き物や、ヘリウムバルーン、ドローンなどさまざまな方法で飛ぶものを展示する。標本はモモイロペリカン頭骨、ジャワトビトカゲはく製、オオヒキガエル全身骨格などを並べる。
山本さんは「これまでの展示はどこも広い会場ではないにもかかわらず、熱心に全ての標本を手に取ったり、解説員と話したり本を読むなど、2時間以上過ごす方もいらっしゃった。親子で会話を楽しみながら展示を見て触れたり、スケッチしたり、皆さんそれぞれいろいろな楽しみ方をされていた」と話す。
「飛ぶものの骨格、機構や動きを体感しながら、空を飛んだり、滑空したり、浮き上がったりすることの面白さを楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛ける。
開場時間は平日=16時~21時、土曜・日曜=10時~19時30分(最終入場は終了30分前まで)。入場料400円。3月10日まで。