吉祥寺の井ノ頭通り沿いにある商業ビル「Santa Fe」(武蔵野市吉祥寺本町2)のB1-A(地下1階)にアメリカ料理を提供するダイニングバー「Fatz's The San Franciscan(ファッツ ザ サンフランシスカン)」(TEL 0422-69-2532)がオープンして1カ月がたった。
「Fatz's The San Franciscan」の店内
店主のジョナサン・レヴィンさんは2011年、高円寺にハンバーガー専門店「Fatz's」をオープン。2017年10月に閉店後、吉祥寺に移転し同店をリニューアルオープンした。
レヴィンさんは「初めから、実家のある吉祥寺に出店したいと思っていた。1人でできるカウンター数席の店を考えると希望に合う物件がなく、まず高円寺に出店した。出会った仲間や6年半培った経験を生かし、ようやく吉祥寺に出店がかなった」と話す。
10年間在住していたというサンフランシスコには「イタリア系や中国系、メキシコ系などさまざまな人が住むエリアがあり、文化が混ざった多様な料理がある」と言い、「現地の店で食べられるようなリアルな料理を店のコンセプトにした」と振り返る。
「肉やソース、付け合わせなど、ここまでアメリカと同じ味のものは近隣ではないのでは」という「BBQ COMBO PLATE」は、12時間以上低温でスモークした肉を使う。「一緒に食べる『ハッシュパピー』はコーンミールで作るドーナツの一種。作るのが難しくNYでも探すのが難しいのでは」とレヴィンさん。
粉から作るトルティーヤを使ったタコスや、ベークドビーンズのベーコン、ピクルス、ピーカンパイに合わせたクッキードウアイスなども全て自家製。「自分たちで作ってよりおいしくできるものは手作りし、当店らしさを出していけたら」とも。
ランチは「ブルドポークサンド」「スパゲットーネカプレーゼ」(以上1,000円)、「キッズバーガーセット」(650円、アップルジュース付き)ほか。「ママ会や家族連れの方にもゆっくり食事や会話を楽しんでもらえたら」と200円で提供する「ソフトドリンク(おかわり)」も。
「高円寺時代のお客さまも足を運んでくださっている。席数も32席に増やしたので、家族連れにも対応できるようになった。夜も遅くまで開けているので気軽に現地の味を楽しんでもらえたら」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時30分~15時、17時30分~23時(ラストオーダー)。月曜定休(祝日の場合翌日)。