吉祥寺の武蔵野商工会議所(武蔵野市吉祥寺本町1)5階の第2会議室で3月24日、「伝わる講座のつくり方」が開催される。講師はスキルノートを主宰、ファシリテーターの芦沢壮一さん。
12月にも同所で行われ今回2回目。起業や副業などで講師を務める人、今後目指す人に向けて、受講者の顧客満足度を高める要素や手法について具体的に学べる場を提供する。
芦沢さんは金融機関に入社後、人材開発部門でビジネススキル研修の開発、講師など企業内教育の推進に携わった経験を生かし、自治体や非営利団体、企業などと連携した公開講座や研修を行ってきたという。
「多様な働き方、プレゼンテーションの仕方、人前で話すコツなどこれまでさまざまなテーマで70回にわたり講座を手掛けてきた。吉祥寺で起業したい人に向けて、当講座でも具体的に対策などを伝えることができれば」と芦沢さん。
「自分の専門分野や内容の質を高めることにこだわりがちだが、それだけに気を取られるのでなく、会場設営や資料、備品準備、進行シナリオ構成など『伝わる環境』を整えるというデザイン思考が大切」とも。
前回の参加者は女性が多く、半数はすでに起業していたり教室を持っていたりする人だったという。「出産、育児を経て仕事に復帰する際、起業して自分らしく働きたいという方も多い。資格を取ったり起業したりした人が、今までやってきたこと、今何が足りないかを考えながら互いに発信し高め合えれば」と芦沢さん。
「吉祥寺には、まちのエネルギーを受けて新しいことを始めようとする人も多く集まってくるように感じる。より良いものを提供したいという人に参加してもらえたら」と呼び掛ける。
開催時間は14時~16時。受講料6,500円。定員10人(要申し込み、先着順)。