JR国分寺駅南口すぐの「カフェスロー」(国分寺市東元町2)で、個展「アーミッシュの暮らし展 in Tokyo」が開催されている。
「アーミッシュ」はキリスト教の一つのグループの人たちの呼称で、プロテスタントの再洗礼派というグループに属する。元々はスイス・オランダ・ドイツに住んでいたが、300年以上も前にアメリカに移住した。車や電化製品などに頼らず、バギーと呼ばれる馬車を移動手段として使うなど、独特なライフスタイルが特徴。
主催する「Down to Earth」の山中さんは高校生の頃から10年以上「アーミッシュ」の文化を調べている。「これまでに2度、アーミッシュのコミュニティーに滞在し多くのことを学んだ。日本ではアーミッシュの情報がなかなか手に入らないので、イベントというかたちで多くの人に私が学んだことを紹介できれば」と話す。
期間中、アーミッシュの暮らしを写した写真の展示、アーミッシュ風ワンピースの販売、フォトブックの展示販売を行う。ワンピースの販売は、「アーミッシュの服を手本にしたワンピースを作りオンラインで販売してきたが、お客さまから『試着したい』『直接相談してオーダーをしたい』と要望があった」というきっかけから。
「車ではなく馬車に乗り家族を中心にしたライフスタイル、テレビやスマホやPCのない生活。アーミッシュはこのような生活を『意識的に』選択し維持しようと努めている。『アーミッシュ』のコミュニティーで彼らなりの工夫や妥協に感銘を受けた。近代国家・アメリカで生き抜く『アーミッシュ』のリアルな暮らしぶりをご覧いただければ」と来店を呼びかける。
営業時間は11時~18時。今月17日まで(15日は定休)。