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吉祥寺の映画館「ココロヲ・動かす・映画館○」再始動 映画を通じた交流も

吉祥寺にオープンした「ココロヲ・動かす・映画館○」の外観

吉祥寺にオープンした「ココロヲ・動かす・映画館○」の外観

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 吉祥寺の商業施設「ロフト」正面に10月21日、カフェ&シアター「ココロヲ・動かす・映画館○(マル)」(武蔵野市吉祥寺本町1)がグランドオープンした。

等身大「はな子」が展示された3階の様子

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 4月にプレオープンした後、館内設備工事などのために閉館していた同館(通称ココマルシアター)。1階のシアターは座席数を38席にし、2階にカフェと映像ブース、3階にイベントや食事ができるスペースを設けた。現在3階の店内中央には等身大のはな子像を展示している。

 「出会える場」をコンセプトにした同館について、代表の樋口義男さんは「映画館は子どもの頃からの夢だった。映画に関するワークショップに6年近く通っていて、当初に出会った友人たちとのコミュニケーションが映画館を作る過程でのモチベーションにもなっている」と話す。

 「映画を通してみんなが仲良くなったり、イベントに合わせて映像を見ながら語り合ったりできるような場になれれば」とも。

 オープンから1カ月間は、同館を経営する「ココロヲ・動かす・映画社○」が配給を手掛ける作品を900円(追加で任意のカンパ)で鑑賞できる「ココマル映画祭」も開催。「マイ ビューティフル ガーデン」や「ダイ・ビューティフル」「私の少女時代-Our Times-」「ニーゼと光のアトリエ」などの作品を上映する。

 「『私の少女時代』など見た後に女性が元気になれるような、爽やかな気分になれるような映画を買い付けることが多い。インド映画『クイーン 旅立つわたしのハネムーン』などあまり日本で上映されていないような映画も、映画ファンから『ぜひ日本で上映してほしい』と要望を受け配給を手掛けた」と樋口さん。

 カフェメニューは「関東ではあまり甘辛な味付けに出合えないのでは」と選んだ「チキンバーガー」(360円)やドリンクなどを提供する。

 「会社を立ち上げた頃、自転車で回った吉祥寺の映画館や公園、動物園に癒やされた。まだまだ改善点はあるが、チャレンジ精神を持って皆さんに喜んでもらえるような場所にしていけたら」と意気込みを見せる。

 上映、イベントスケジュールの詳細はホームページで確認できる。

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