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吉祥寺にみそラーメン店「津志」 ニューヨークへの出店構想も

「津志」で提供するみそラーメン。煮卵や野菜などのトッピングができる

「津志」で提供するみそラーメン。煮卵や野菜などのトッピングができる

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 吉祥寺の井の頭通り沿いに9月21日、ラーメン店「津志(しんし)」(武蔵野市吉祥寺南町2、TEL 0422-26-5986)がオープンした。席数はカウンター13席、テーブル6席。

新旧の素材を取り合わせて造った店内。店内中央にテーブルを配し左右にカウンターを設けた

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 店名は店主の賈靖(じゃ じん)さんの出身地である中国天津の「津」と、「働く仲間で一緒に、吉祥寺から世界にラーメンを」という思いを込めた「志」を組み合わせた。

 賈さんは「アパレル関係の仕事をしていて、ニューヨークに行った際立ち寄ったラーメン店がとても気に入った。自分なりにおいしいラーメン店が作れたらとまずは東京に出店し、来年にはニューヨーク、そしていずれ天津などにも店を展開できたらと考えている」と出店までの経緯を振り返る。

 提供するラーメンは、野菜、鳥、豚、魚介など全ての素材を各地から選び、味の決め手にはみそを採用。「店長は、自分もオープン以来10年近く通う野方のラーメン店出身。みそをベースに日々進化していけるような味を作っていきたいとメニューを考えた」といい、アミノ酸やビタミン類も多く含む信州みそを炒め、まろやかで濃厚な味わいのスープに仕上げた。

 「みそラーメン」(890円)にはショウガを利かせ、「辛みそラーメン」(990円)に使うラー油などもすべて自家製。ほかに「みそつけ麺」(900円)、「辛みそつけ麺」(1,000円)がある。トッピングは煮卵、野菜大盛り、ネギ、メンマ(すべて100円)。今後は魚介をブレンドした「魚介みそつけ麺」などの提供も予定する。

 店内ののれんには「キチジョウジ ラボラトリー」の文字を入れた。「『新しいものと古いもの』をテーマに、実験室のように新たなラーメン店のスタイルを研究していけたら」と賈さん。「45年間家で使われていた古材を生かした厚みのあるカウンターや入り口の扉、木と鉄を組み合わせたテーブルなど内装のほかに、店のロゴや器、スタッフのユニホームまで、自分たちで考えてオリジナルで作ってもらった」とも。

 「みそ特有のコクや魚介の濃厚な味わい、野菜の甘みなどラーメンが好きな方はもちろん、テーブル席もあるので家族でも気軽に足を運んでもらえたら」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は、11時~16時、18時~23時。

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