吉祥寺パルコ(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-21-8111)は、1階の公園通り沿いに7月21日、ポップアップスペース「TURN the TABLE(ターン・ザ・テーブル)を開き、出店者が入れ替わりで店を展開する。
「TURN the TABLE」の様子。写真はスタート時に出店した「CASICA」
同スペースを同館と企画したのは、「架空のパン屋」をコンセプトにした「TAKIBI BAKERY(タキビ ベーカリー)」や、過去の文献からひも解いた家具を再構築する「焚火工藝集団」を手掛ける鈴木善雄さん。
元は駐車場のターンテーブルがあった場所で、「形成、立場を逆転させること。」をコンセプトに、既存の価値観を逆転させるような新たな取り組みを目指して設けられた。同館広報担当者は「マルシェのような感覚で、日によって変わる店や商品の中で、お気に入りのものを探す楽しさを体験してもらえたらと、内装などプロデュースを鈴木さんにお願いした。普段当館を利用されることがなかったお客さまにも、この場をきかっけに足を運んでもらえたら」と話す。
スタート時には今秋新木場にオープンを予定する、古道具と古家具を取り扱う「CASICA(カシカ)」が出店した。商業施設ではなじみの少ないジャンルや、新たに吉祥寺で出店を考える店などが活用できるスペースとして、今後もさまざまな出店が予定されている。
8月3日からは、井の頭公園のすぐ近くにあるアイウエアのセレクトショップ「THE PARKSIDE ROOM(ザ・パークサイド・ルーム)(武蔵野市吉祥寺南町1)が出店する。
広報の根本茂行さんは「2014年にオープンした当店は2階にあり、まだ知らない方もいる。外でポップアップショップをする機会はなかったし、公園エリアから街の中に店が出てくるというのは楽しいのではないかと思って出店した」と話す。
同店で作るオリジナルブランドのアイウエアのほか、一部展開するセレクトブランドと眼鏡の小物なども並べる予定。「通り掛かりの方にも気軽に立ち寄っていただけたら」と根本さん。
金曜の夜には、店頭に立つ出店者のオーナーやデザイナーなどとコミュニケーションが取れる「角打ちPARCO」も行われる予定。
営業時間は11時~19時。今月8日まで。同11日からは群馬県館林にあるアンティークショップ「COxLABO antiques」が出店予定。「角打ちPARCO」は18時~21時。