吉祥寺の「ギャラリーフェブ」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-23-2592)で7月22日から、写真展「White Room 前田景 雪の写真展+たかはしよしこのかき氷」が開催される。
アートディレクター、写真家として活動する前田景さんが、今年の冬に北海道の美瑛町で撮影した39点の風景写真を展示する。オーナーの引田かおりさんによる企画展で、「数年前に購入したポストカードで見た雪景色の写真がとても美しく、心に残っていた。後になって前田さんの作品と知り、当ギャラリーでの写真展を依頼した」と話す。
祖父と父も風景写真家という前田さん。広告代理店での勤務を経て2015年に独立し、本格的に写真家としても活動を始めた。「2010年の冬、父に同行した美瑛での撮影をきっかけに、夏に雪の写真展を開きたいと考えていた。暑い日が続く真夏の東京で、マイナス約20度の雪景色を見て少しでも涼を取ってもらえたら」と話す。
「より涼しさを感じてほしい」という思いから、前田さんの妻で料理家のたかはしよしこさんが同展のために考案したかき氷(600円)も提供。「氷の下には美瑛産の小豆と金時豆を敷き、雪の下に広がる畑をイメージしている」という。氷の上にはハスカップ練乳またはラベンダー練乳をかけられる。
「展示する作品の多くは、美瑛を象徴する丘に広がる雪と空の景色がメイン。見る人によって『寂しい』『温かさを感じる』など、さまざまな感想を頂く。かき氷を食べながら写真を見て、五感で楽しんでもらえたら」と前田さん。
引田さんは「前田さんの撮影する雪景色は、東京にいながら遠い地へと連れて行ってくれるような感覚になる。お子さまから大人まで想像力を膨らませながら『納涼写真展』を楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。
展示の作品は全て購入が可能で、希望のサイズでオーダーもできる。ポストカードセット(8枚入りで1,200円)、ハスカップ練乳・ラベンダー練乳(各1,200円)の販売も予定。
開催時間は12時~19時(最終日は17時30分まで)。今月29日まで(26日は休館)。