吉祥寺のギャラリー「にじ画廊」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-21-2177)で5月25日から、札幌在住の作家によるハンドメード作品の展示販売「長ぐつをはいたねこたち」が開催される。
同展は、札幌の緑豊かな円山地域で活動するイラストレーターとデザイナー、フローリスト、クリエーターから成るクリエーティブ集団「まるやまものつくり舎」によるグループ展。絵本作品や原画、イラストを生かした刺しゅうブローチ、手描きの雑草の布物などのハンドメード雑貨が並ぶ。北海道産小麦や平飼い鶏の有精卵、よつ葉バターなど北海道の素材にこだわり札幌で作っている焼き菓子や自家焙煎(ばいせん)コーヒー豆なども用意。
開催の経緯について、イラストレーターとして活動しながら円山で焼き菓子と雑貨の店「クスクスオーブンプラスホッパーズ」を営むマット和子さんは「吉祥寺は常に新しくおしゃれな店ができ、ものづくりの刺激にあふれているが、散歩できる公園やなじみの店もあり、『ワクワク』と『ただいま』が一緒になっている街。にじ画廊はいつも自分たちが好きな展示をやっているので、この場所で展覧会をできる意味も大きい」と話す。
会期中は参加している作家が在廊する。「私たちにとっては2年に一度の発表会のような意味もあり、それぞれの個性が現れた作品ぞろい。今回はタイトルに『ねこ』が付くので、猫をテーマにしたものも多めに作った。札幌で作っている冊子『まるもの』を手にしてもらって、札幌の空気を感じてもらえたら」と来場を呼び掛ける。
期間中の営業時間は12時~20時(30日は17時まで)。入場無料。今月30日まで。