井の頭恩賜公園の西園競技場で5月1日から、開園100周年を祝う「100歳記念ウィーク」が開催される。1日に行われる記念式典とコンサートに続き、2日から日替わりで、さまざまなプログラム、飲食や物販ブースの出展、公園の歴史や事業の紹介などを行う。
5月3日は「武蔵野DAY」として「武蔵野ファミリーフェスタ 5.3」が行われる。子ども向けのキャラクターショーで幕開けを迎える同イベントは、キッズダンスのほか市内2つの小学校の吹奏楽合同演奏会も予定する。武蔵野市生活経済課課長の西川さんは「演奏会は90人近いビッグバンド。ダンスと併せ、子どもたちも活躍できる舞台づくりを考えた」と話す。
吉祥寺にゆかりのあるアーティストによるプログラムも並ぶ。地元吉祥寺を中心に活動するイラストレーターのキンシオタニさんはトークとライブペインティングを行いイラスト制作の様子を公開。こんぶとわかめとめかぶの3姉妹による「海藻姉妹ライブ」は「地元で屋外演奏イベントを行うバスキングジャパンから、今回のイベントにぴったりと紹介していただいた縁で出演を依頼した」という。
吉祥寺駅、三鷹駅、武蔵境駅の3駅の駅前で日常的に行われている「吉祥寺ハーモニカ横丁朝市」「みたかマルシェ」「さかいマルシェ」も集結し、手作り菓子やパン、雑貨が並ぶ。地域ブランドの確立を目指し「武蔵野市のおみやげ品」として認定された、武蔵境産の唐辛子を使ったラー油やかりんとうなど「むさしのプレミアム」の商品も販売。今年、同市にオープンした創業支援スペース「MIDOLINO_(ミドリノ)」「8K(ハチケー)」などのシェアキッチンを利用する人たちによる出店も予定する。
市内に店を構える飲食店によるキッチンカーも数台並び、「予約が絶えない」という焼き肉店が作るカレーライスや台湾かき氷、焼きそば、ケバブなどを提供。「子ども連れの若い家族の皆さんにも楽しんでもらえたら。市内の魅力あるものを集めた当イベントを通して、武蔵野市のことをより知ってもらう機会になれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~17時。