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吉祥寺周辺で茶と日本文化の体験会 「井の頭千人茶会」がつなぐ街と人

「和菓子の原型のルーツと和菓子アートにふれる会」で紹介する「Sweet Hirado」

「和菓子の原型のルーツと和菓子アートにふれる会」で紹介する「Sweet Hirado」

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 吉祥寺周辺で5月5日・6日、「井の頭千人茶会Green Tea Picnic」プロジェクトが企画する茶と日本文化をテーマにした体験型イベントが開催される。

井の頭公園内にある徳川家康命名の湧き水「お茶の水」。その歴史と茶を解説する講座も

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 井の頭恩賜公園開園100周年を記念し一般公募で採用された同プロジェクト。「茶文化」「和文化」をテーマにしたイベントなどを通して街と人を結び、地域の活性化とコミュニティーづくりに取り組むもの。

 実行委員代表の高橋さんは「井の頭公園には、タカ狩りの際、徳川家康がその水質を好んで茶を点(た)てたとされる湧き水がある。吉祥寺は商店街を視察したり地元の方とのつながりがあったりしたこともあり、地域資源を生かした街づくりできたらと思い立ち上げた」と話す。

 初回イベントとして井の頭恩賜公園100歳記念ウィーク開催中の5日、西園競技場広場で開催される「三鷹の森フェスティバル2017」に出店し、茶の苗木販売などを行う。「『やぶきた』『べにふうき』の2種類を販売する予定。苗木を育て、来年の八十八夜にはその新芽を持ち寄り、茶会を開く予定。茶はツバキ科で育てやすいので自宅で茶摘みまで楽しんでもらえたら」と高橋さん。

 6日に井心亭(三鷹市下連雀2)で開催されるイベントは3本立て。「歴史を学ぶ会」は、「井の頭公園検定」1級合格者の渡邊さんが、井の頭の歴史や徳川家康が当時飲んでいた茶の銘柄などを解説。喫茶コーナーでは公園の湧き水で家康が飲んでいたであろう茶の特別メニューも提供する。

 「和菓子の原型のルーツと和菓子アートにふれる会」は、オランダ在住の2組のクリエーターと、500年以上続く九州最古の和菓子店の職人のコラボによって創作された「Sweet Hirado(スイーツ ヒラド)」を紹介。

 「プロから学ぶ お見合いと江戸文化を体験する会」は江戸時代から続くお見合いの歴史と和装マナーが学べる会。室町時代に流行した遊び「闘茶」の体験や和菓子の試食、茶の飲み比べなども。

 「身近に茶畑はないが、茶を育てることで都市農業や食育にもつなげたい。茶道など敷居が高いと思われがちだが、ユニークな切り口の学びと体験がセットになったイベントで気軽に楽しんでもらえたら」と参加を呼び掛ける。

 5日の開催時間は11時~17時。入場無料。6日は各講座により開催時間、参加費が異なる。事前の申し込みが必要(4月30日締め切り)。

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