吉祥寺の五日市街道沿いに「cafe et pates MENTON(カフェ パスタ マントン)」(武蔵野市吉祥寺本町4、TEL 0422-27-5352)がオープンして1カ月が過ぎた。店舗面積は18坪、席数は28席。
「MENTON」のメニュー。パスタ「プッタネスカ」と「ガトーショコラ」
シェフの島田さんは都内のフランス料理店に務めた後、4年間、フランスの各地方で修業。同店のオープン前には、武蔵野市内のレストラン「ラパン・アジル」で約10年間、調理を担当した。「料理を始めたころから、ソースを作ったり、パンを焼いたり、メインもデザートも作るフランス料理に興味があったりした。働く中で本場のフランス料理を自分の目で確認したかった。各地方で学んだそれぞれの土地の料理を、自分の店で出そうと思っている」と話す。
オープン当初、学生が多い場所柄、ランチは「若い人にもなじみのあるものを手頃な価格で」と考え「カルボナーラ」「ボロネーズ」「エビクリームトマト」などのパスタをそろえ、スープかサラダと、コーヒーか紅茶をセットにしたメニューも用意した。「パスタに使うツナやベーコンなどは全部自家製。タラコも漬けるし、自宅ではみそも造る」と話す。「パスタを中心にと考えていたので、店名はレモンの産地でもあるフランスの街から付けた。イタリアとの国境近くでイタリア文化も混ざった雰囲気が店に合うと思った」とも。
「オープン後は、学生よりも近隣に住む方が多く来てくださったこともあり、キッシュやサラダ、パテなどいろいろなものを少しずつ楽しめるランチプレートを始める予定。夜は当初より少し遅くまで開け、ワインを飲みながらタプナードやグラタン・ドフィノワ、ラタトゥイユなどフランス各地方がつまめるような小皿料理を考えている」と島田さん。「フランス各地方の特色あるワインと総菜を気軽に楽しんでもらえたら」と来店を呼び掛ける。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=18時~22時30分(日曜・祝日は21時30分まで。ラストオーダーは各1時間前まで)。月曜定休。