三鷹市芸術文化センター(三鷹市上連雀6)で3月4日・5日、「三鷹の森アニメフェスタ2017」が開催される。
4日のプログラムは2部構成。第1部は「お天気とアニメーション」と題し、天気にまつわる世界の短編アニメーションを上映する。作品は「くもとちゅうりっぷ デジタル修復版」「避雷針泥棒」「ねずみのよめいり」「霧の中のハリネズミ」「悲しみの白クマ」「父と娘」「piece」を予定。
「『天気』は、アニメーションの黎明(れいめい)期から、快晴の青空、にわか雨や台風のような嵐、雷、そして雪など、アニメーション作家たちのさまざまな工夫によって表現されてきた。今回はそんな『天気』を扱った作品を、古今東西の短編作品から厳選した。世界にはさまざまなアニメーション作家がいることと、アニメーション表現の素晴らしさを知って楽しんでもらえたら」と三鷹の森ジブリ美術館広報担当者。
第2部は昨年公開されたスタジオジブリ最新作「レッドタートル ある島の物語」の特別上映とトークショーを予定。マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督と共にアーティスティック・プロデューサーとして高畑勲監督も参加し、完成まで8年の歳月をかけた作品。今月末に発表される第89回アカデミー賞長編アニメーション映画部門にもノミネートされている。上映後には、すみだ水族館の山内將生館長と中坪俊之博士が登壇し、同作品とウミガメの魅力について語る。昨年夏に産まれたばかりのアオウミガメと触れあえるワークショップも同時開催。
5日は全国のアニメクリエーターによる応募作から選んだ優秀作品を上映する「第15回インディーズアニメフェスタ」を開催。審査員による「グランプリ」と、来場者による「市民審査員賞」を決定する。上映作品の作家も壇上に上がり、作品や制作の裏側を語る。三鷹南学園三鷹市中原小学校の生徒によるアニメーション作品も上映予定。
開催時間は、4日=第1部11時~12時30分ごろ・第2部14時30分~17時ごろ、5日=13時30分~16時ごろ。4日は事前申込制で、各部とも200人を抽選で無料招待する。応募方法はホームページで確認できる。応募は官製はがきでの郵送のみ。締め切りは今月20日(必着)。