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吉祥寺東急で「全国ゆるパイ展」閉幕 トークショーには立ち見も

東急吉祥寺店「全国ゆるパイ展」の会場一角で行われた、藤井青銅さんによるトークイベントの様子

東急吉祥寺店「全国ゆるパイ展」の会場一角で行われた、藤井青銅さんによるトークイベントの様子

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 東急吉祥寺店(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-21-5111)で2月12日、開催中の「全国ゆるパイ展2017 47都道府県の愛すべきパイたち」にちなんだトークショーが行われた。スピーカーは作家・脚本家・放送作家の藤井青銅さん。

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 14日に終了した同展は、全都道府県のご当地パイを100種類以上集めて紹介、一部販売したもの。キュレーターを務める藤井さんは長年、旅先などで出合う各地のパイに興味を持っていたという。2014年、収集した全94種類のパイを「ゆるパイ図鑑」(扶桑社)にまとめ、渋谷で「全国ゆるパイ展」を開いたのを機に、2015年「日本パイ倶楽部」も立ち上げられた。

 トークショーには立ち見客も。今回販売の無かったパイ数種類を試食用に配布。冒頭、藤井さんは「このイベントは『物産展』ではなく『トリエンナーレ(美術展)』。展示されたパイは、皆があまり見たことがないものでは」と話した。

 その土地の名産品を生かした各地のパイを自ら「ゆるパイ」と名付け、独自の分析に基づき、その特徴を解説した。「3年前に開催した当展に比べると、3分の1くらい商品が入れ替わっている。今回、東京のアンテナショップなどで入手できたのは5つくらい。ご当地パイは、地元の道の駅など限られた場所で出くわす楽しさがあり、まさに一期一会」とも。

 会場でトークを聞いていた女性は「商品を考える地方のお菓子屋さんなど、作り手にも興味が湧いてきた」と感想を話す。家族連れで来ていた主婦は「各地方の特色がさりげなくパイを通して伝わってくるのが分かって楽しかった」と。

 「展示を見たり、トークを聞いてくださったりした方は、きっと旅先でもパイを探してしまうと思う。コミュニケーションツールにもなり得る『ゆるパイ』を、これからも楽しんでもらえたら」と藤井さんは締めくくった。

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