吉祥寺パルコの向かいに3月6日、ロシア、グルジア料理専門屋「Cafe RUSSIA」(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-23-3200)がオープンした。
店舗面積16坪、席数30席。ピンクのような紫のような壁の色を基調とした店内は、ボルシチの色をイメージしたという。日本のペンキでは、この微妙な色合いのものがなく、ペンキ塗りの前日に手に入れた外国産のペンキを使用したと言う。
ウクライナ出身のシェフが作る「ボルシチ」(700円)や「ピロシキ」(300円)など日本でもおなじみの料理のほかに、ビーツとポテトとニシンをミルフィーユ状に重ねた「毛皮のコートを着たニシン」(600円)などのロシア料理、層になったパン生地にチーズを織り込んで焼くピザ「ハチャプリ」(1,000円)などのグルジア料理といった、日本ではなかなか食べられないメニューもそろえる。ウオツカはメニューに載っているものだけで10種類を用意するほか、「裏メニュー」もあり300円から提供する。
同店オーナーは「ロシア料理は油っこいと思われがちだが、それは戦後、中国大陸やシベリア経由で伝わったものが主流となっているため。当店は、ひまわり油を使用するなどで、暗い・料理がまずいといった間違ったロシア観を払拭したい」と話している。
営業時間は11時30分~、ラストオーダーは22時までだが、閉店時間は決まっていない。不定休。4月中頃までは月曜定休。