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井の頭公園100歳の春に記念映画「PARKS」公開へ

映画PARKSポスター

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 井の頭恩賜公園100年実行委員会100年事業企画として、2017年に100歳を迎える井の頭公園の映画「PARKS」の製作が行われている。

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 プロジェクトは、2014年に閉館した映画館「吉祥寺バウスシアター」のオーナー本田拓夫さんの「吉祥寺と井の頭公園の映画を作りたい。公園の長い歴史の中で生み出されてきた文化を少しでも取り戻したい」という思いから動き始めた。

 「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」「5windows」の瀬田なつきさんが監督を、トクマルシューゴさんが音楽監修を、「爆音映画祭」で知られるboidの樋口泰人さんが配給宣伝プロデューサーを、それぞれ務めている。

 内容は、若い女性2人と男性1人をメインキャラクターにした青春映画。主人公が、亡くなった父の遺品の中に手紙を見つけ、その中に書かれた吉祥寺の街を訪れるところから物語が始まる。作中では、現代と1960年代の井の頭公園が対比的に描かれる。物語は、その現在と過去を、50年前に録音されたオープンリールが結ぶという。

 樋口さんは「この作品は、題材としてはいまだかってない『街と公園』の映画。懐かしい匂いもするが新しい、そんな映画になる予定。吉祥寺という街の、濃厚な過去も、現在や未来をも詰め込まれた面白い映画になりますよ」と熱い思いを語る。

 同作にちなみ、6月より隔月でフリーペーパー「PARKS」も発行する。1号では、「PARKS」撮影の模様やトクマルシューゴさんのインタビュー、「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」のマキヒロチさん、ミュージシャン高田蓮さんの連載、吉祥寺らかんスタジオの鈴木育男さんのインタビューなどを収録。吉祥寺を中心としたさまざま店に置く。

 同作は2017年春、テアトル新宿ほかで全国公開。

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