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吉祥寺西公園で「吉西防災まつり」 体験訓練も

大きな木がそびえ立つ公園の前に手作り看板

大きな木がそびえ立つ公園の前に手作り看板

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 今年で12回目となる「吉西防災まつり」が9月27日、吉祥寺西公園(武蔵野市吉祥寺本町3)で開催される。主催は「吉西福祉の会」。

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 同会は武蔵野市に13ある地域住民による、.支え合い、助け合いのための組織、「地域福祉活動推進協議会」(地域社協、通称「 福祉の会」)の一つ。管轄するエリアは吉祥寺本町2~4丁目と1丁目の一部。いわゆる町会が存在しない武蔵野市では、小学校単位で組織された地域社協がその役割を担っている。活動は高齢者向けや子育て世代向けのサロン、ご近所同士の交流イベントと多岐にわたるが、住民参加型で企画、運営されている。「吉西防災まつり」も福祉の会を総括する武蔵野市民社会福祉協議会のサポートは受けるが、地域住民の手により運営される。

「体験は無料。誰でも自由に参加できるのでぜひ地域住民手作りの防災訓練を受けてみてほしい」と話すのは同会会長の八木詢子(じゅんこ)さん。

 防災訓練のイベントには珍しい「椅子ヨガ」も用意。これは、防災でも福祉でも自分がしっかり元気でいなければ支え合えない」(八木さん)との思いから、健康づくりのメニューとして昨年から行っているもの。座ってできるためお年寄りに人気だという。

 同会の活動拠点となっている吉祥寺西コミュニティセンターで原則毎月第2月曜に開催されている子育て中の親子が交流するイベント「ひろばひろこ」。参加する母親たちの協力で集められた子ども服の無料交換会も昨年に引き続き行う。

 「この2つの企画は人が集まって公園の中に入ってもらうための工夫」と八木さんは言う。その努力のおかげか、「2年前からにぎわうようになり、親子連れも増え始めた。昨年の参加者は関係者も含めて約360人」とも。

 会場となる同公園の広さは約2,000平方メートル。遊技は置かず、原っぱのみで、春には白い花が咲くコブシとドングリがたくさんなる大きな木2本が植わっているだけだが、防災拠点となっている。八木さんは「そのことをもっと多くの人に知ってもらいたい」と話す。「災害が起きたとき避難所にはならないが、何もない広場なので火が燃え広がるのを防ぐ役割がある。公園内には防災機能として、飲むための水が100トン、消すための水が100トン、計200トンが備蓄されている。災害用トイレ5基も地下に配置されている」。

 開催時間は、11時~13時=各種体験、訓練、防災用品展示・販売、12時~13時=豚汁・アルファ米試食、防災用品展示・販売。小雨決行。

 衣料品(小学生まで)は9月25日まで、吉祥寺西コミュニティセンター(吉祥寺本町3、9時~20時50分、木曜休館)の受付前に設置された「子ども服リサイクル箱」で受け付ける。

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