1月に武蔵境駅近くにオープンしたCOCKTAIL HAMBURGERS(武蔵野市境南町2)が、10月11日と12日の2日間、鳥取県で開催されるご当地バーガーの全国大会「とっとりバーガーフェスタ」に初出場することが決まった。東京都から出場するのは、同店1店舗のみ。
とっとりバーガーフェスタは2009年にスタートしたご当地バーガーの祭典。ご当地の逸品として全国的に関心が高まっているご当地バーガーのグランプリを決めるもの。食のルーツや国産の食材の再確認、再発見をテーマに立ち上がった。グランプリを決める際には、会場での売り上げだけではなく、「地域性」を重視し、いかに地域性のあるご当地バーガーなのか、食材、活動、などを含め評価する。
ハンバーガーのパテはすべて鶏肉100%というCOCKTAIL HAMBURGERS。他店のハンバーガーとは違いさっぱりしているのが特徴。一般的にパテに使用される牛肉と脂の質が全く異なる鶏肉。牛肉と同じようにパテをつくろうとすると、パサついてしまう。それを避けるために、独自研究した企業秘密の調味料を混ぜこんでいるというこだわり。
今回出展するご当地バーガー「やきとりバーガー」もやはり鶏肉を使ったもの。具材は鶏肉、トマト、レタス、煮たまご。トッピングとして唐辛子を振りかける。これらの食材はどれも東京都で採れるもの。鶏肉は青梅市の東京シャモ、唐辛子は武蔵野市の武蔵境とうがらし、野菜は江戸時代から続く農家が多くある小金井農家みちで栽培されているものである。まさに地域のものを盛り込んだ逸品。「焼き鳥は日本の昔ながらの文化。吉祥寺には焼き鳥の専門店もあり、地域性として焼き鳥が有名。片手に持てるという点でもハンバーガーと共通点はあるのでやきとりバーガーをつくろうと思った」という店長の久保さん。やきとりバーガーの大きさは焼き鳥とあまり変わらず、串にさして、片手に持って食べることができる。10月中旬よりお店でも販売予定。
地元のお客様を中心に、こどもからお年寄りまで幅広く愛される同店。鶏肉を100%使ったさっぱりとしたこだわりのハンバーガーは、世代を問わず美味しく食べられる。「こどもからおじいちゃんおばあちゃんまで、いろんな人の交流の場になってほしい」という店長の久保さん。地域に寄り添った優しさが感じられるCOCKTAIL HAMBURGERS。ご当地バーガーを通して地域の活性化につなげてほしい。