三鷹駅より徒歩10分に耳の聞こえないスタッフが接客する「サイレント・カフェ」(三鷹市下連雀4)初の常設店舗がオープンして1ヶ月が経った。
サイレント・カフェは、2011年7月「みたかソーシャル&コミュニティビジネスプラン・コンペティション2010」にて優秀賞を受賞し、内閣府の地域社会雇用創造事業交付金の交付対象事業となり創業。その後、吉祥寺や三鷹を中心にイベントなどを主催してきた。
「常設店舗の開店にあたって、当カフェは従来からの『視覚芸術をコミュニケーションの手段に使う』独自のスタイルを継承するとともに、新たに『味覚芸術』の共有によりコミュニケーションを楽しむ商品を提案していけたらと思っている」と代表の渡邊さん。
「6月から販売開始予定の『サイレント・カフェ ミュージック・コーヒー・ブレンド』は、広く知られた名曲を、コーヒーの複雑な味や香りで表現し、耳の聞こえないお客様にも音楽を感じてもらうというもので、聞こえを越えて、味覚で楽しみを共有する新商品。また、店舗の一部を、会員制のコワーキング・スペース『ベース・サイレント』とし、社会起業家や障がいを持った起業家・アーティストなどが、ビジネス基地・情報交換・交流の場として利用できるプランを提供してゆく」とも。
営業時間は11時~18時。不定休。