武蔵野市立吉祥寺美術館(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-0385)で9月8日まで、武蔵野市の友好都市・山形県酒田市出身の画家である佐藤真生(さとう まさお)さんの企画展「佐藤真生展 _家 HOME _」が開催される。
佐藤さんは1963年(昭和38年)生まれ。東京学芸大学在学中に初個展「夕映えサーカス」を開催し、さらに上野の森美術館大賞展・佳作賞を受賞、若手芸術家の登竜門ともいわれる安井賞展では賞候補に選出された。以後、数多くの入賞を重ね、国内外で個展も開催し続けながら、油彩画にはとどまらず立体、映像、空間芸術へと精力的に制作の幅を広げて活躍している。どこか郷愁を含みつつも謎めいた刺激も感じられる作品は、故郷の風景や毎年おこなわれる酒田市の山王祭で見られるサーカス、見世物の怪しく非日常的な雰囲気、祭りのあとの夢や幻のような感覚を取り込んでいる。
「本展では、人と人とのつながりの基本である「家」をテーマに、新作も含め紹介します。家族・地域・街・歴史・原点など『家』から連想する世界の広がり方とつながり方をご鑑賞いただければ」と同館スタッフ。
開館時間は10時~19時30分。入館料=100円 (小学生以下・65歳以上・障がい者は無料)。