吉祥寺・五日市街道沿いに7月28日、靴づくりと靴修理の店「tonearm(トーンアーム)」(武蔵野市吉祥寺本町4、TEL 0422-27-1294)がオープンした。
レコード針が付いている腕部分=トーンアームを店名に冠した同店。音色、色調、調子などの意味を持つ「tone(トーン)」には「体を支える道具として調子を整え、履いている事が楽しくて足踏みをしてしまう様な靴を提案したい」という思いを、「arm(アーム)」には「自分たちの腕や力で」という意味を、それぞれ込めた。
店舗面積は6坪強。内装はスタッフが手掛け、オフホワイトの壁と古い材木を組み合わせ仕上げた。店内にはオリジナルデザインの靴の見本を置き、カウンター奥には靴修理用のミシンなどの機械類を並べ、来店客は作業の様子を見ることができる。
靴の製作はセミオーダーでレディスのみ。パンプスと短靴の型7~8種類の中から色やデザインなどを選べる。靴修理はレディス、メンズ共に受け付け、かかとの修理などはその場で直すほか、ヒールやファスナーの交換なども行っている。靴磨きや染み抜きなどのシューケアのほか、革小物やシューケア用品も販売。
「靴のセミオーダーは4万円くらいから。現在はレディスのみの扱いだが、今後はメンズシューズも展開したい」と同店スタッフ。
「吉祥寺の街並みならハンドメイドとリペアというスタイルも溶け込めるのではないかと思い、この街を選んだ。靴製作も修理も一人一人のスタイルに合わせた提案をしていきたい。まずは雑貨店感覚で気軽に立ち寄っていただければ」とも。
営業時間は10時~20時。水曜定休。