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西荻窪に本格イタリアンバール「ベレ・ヴィーノ」-豊富なワインも主力に

「西荻葡萄酒協呑組合 BERE VINO(ベレ・ヴィーノ)」開放感あるテーブル席

「西荻葡萄酒協呑組合 BERE VINO(ベレ・ヴィーノ)」開放感あるテーブル席

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 西荻窪に6月14日、イタリアンバール「西荻葡萄酒協呑組合 BERE VINO(ベレ・ヴィーノ)」(杉並区西荻北3、TEL 03-3395-0780)がオープンした。店舗面積は12.6坪。カウンター7席、テーブル18席を用意する。

鴨の燻製生ハムと濃厚オムレツ

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 イタリアンやスペイン料理店などで12年にわたり、腕を振るってきたシェフの鈴木さんが独立し開業。本格イタリアン料理と豊富なワインが自慢の店だ。

 リーズナブルなランチメニューには「BERE VINO煮込みごはん」(サラダ・ドリンク付き、680円)、「本日のパスタ」(サラダ・バゲット・ドリンク付き、780円)、「週替わりランチ」(サラダ・ライスまたはバゲット・ドリンク付き、880円)の3種を用意。同店オリジナルのブレンドコーヒーなどドリンク類も充実させた。

 ディナーはワインに合う料理を中心に、ユーロ圏のチーズ3種を選べる「チーズのユーロ盛り」(880円)、モッツァレラやパルメザンチーズをたっぷり使った女性に人気の「濃厚オムレツ」(680円)、船乗りのまかない料理をイメージし、魚介類を塩でシンプルに仕上げた「船上の情熱パスタ」(1,300円)などのメニューをそろえる。

 「店作りをする際、ストーリーから考えている」と同店経営会社会長の山田さんは話す。今回、同店の立ち上げにあたり、イタリアの港町の裏通りにあるバーのようなイメージで店作りを始めたという。ストーリーに合わせ、店名にも掲げている「西荻葡萄酒協呑組合」の組合カードとして店のポイントカードを制作。来店ごとに1スタンプが押され、10個集めるとチャージフリーや誕生月にワイン1本、名前の刻印入りマイコースター進呈などのサービスを用意する。

 店ではカウンターの高さを目線と一緒にするなど、来店客との「対話」を大切にしているという。山田さんは「接客にマニュアルは設けていないが、スタッフ一人一人の使命感を大切にしている。お客さまの個性に合わせて皆さんに満足してもらえるよう努めている」と話す。

 「『とりあえず生!』の第一声をうちでは『とりあえず泡!』で定着させていければ」というスパークリングワインは450円で提供。生ビールより価格を抑え、ワインの店としての顔を徹底している。ハウスワイン(380円)にも「こだわりのメーカー物」を採用、赤白合わせて40種類のワインを常備する。厳選したイタリアンワインは「西荻窪ではここだけでしか飲めない」といい、「量も惜しみなくたっぷりとついで提供し、『ワインを飲むならここ』と言ってもらえるような店を目指したい」と鈴木さん。

 自らキッチンに立ちカウンターでの接客も行う鈴木さんは「オープンから間もないにもかかわらず常連さんもでき、リピーターの方もたくさん訪れてくれている。お一人お一人を大切に、ゆっくりと店の輪を広げていきたい」とにこやかに話す。

 営業時間は11時30分~24時。

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