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「お母さん業界新聞」むさしの版創刊-編集長はカラリストで一児の母

「むさしの版」編集長を務める中間たかえさん

「むさしの版」編集長を務める中間たかえさん

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 子育て情報紙「月刊お母さん業界新聞」のむさしの版が創刊されて約3カ月が過ぎた。

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 同紙は、「お母さん大学」(横浜市神奈川区)が発行する子育て情報紙。全国に支部があり、お母さん記者が日々の出来事や思いを記事にして発行している。11月号から始まった「むさしの版」は、武蔵野市在住のカラリストで一児の母でもある中間たかえさんが編集長を務める。A3両面モノクロで毎号500枚を発行し、市役所やコミュニティーセンター、カフェなどに設置している。

 紙面ではカラーに関するコラムや重曹を使った掃除のポイント、「ウラ星座」などを紹介。自宅で洋菓子教室を開く女性へのインタビューなども掲載している。

 岡山県倉敷市出身の中間さんは、地元テレビ局での番組制作ディレクターや実家のホテル業などを経て、結婚を機に上京。色彩を通じてイメージ作りをコンサルタントする「カラリスト」として、東京と岡山を拠点にフリーランスで活動してきた。「新聞の発行を通じてお母さん同士のつながりや地域との関わりが広がるのでは」とむさしの版編集長を引き受けた。以来、仲間たちの協力を得ながら取材・執筆・編集から配布までを担っている。

 テレビ局で働いていたころから、人に会うことや面白い人に出会うのが好きだったという中間さん。ウェブ全盛の今、紙による新聞発行には抵抗があったが、世代を超えてのコミュニケーションを図るのには有用と感じている。配布先を探す中で「女性の力がまちづくりを支えていると実感した。新聞を通じて女性の元気が広がり、活気あるまちづくりにもつながれば」と期待する。武蔵野・三鷹に住む母親や父親、シニア、学生などを対象に企画運営の手伝いや子どもの見守りをする「サポーターズ」も募集していくという。

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