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西荻窪に和食レストラン&雑貨店「りげんどう」-築80年の古民家再生

「りげんどう」店内の様子

「りげんどう」店内の様子

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 西荻窪駅南口近くに、レストランと雑貨店などの複合店「kurashi Re:gendo(りげんどう)」(杉並区松庵3、TEL 03-5941-8664)がオープンして約4カ月が過ぎた。

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 世界遺産の石見銀山(島根県大田市)近くを拠点に、婦人服や生活雑貨などを通じてライフスタイルを発信する「群言堂」が昨年9月に出店した。築約80年の住宅を修復した建物で、「昭和の香りを感じながら新しい暮らしを楽しむ」をテーマに、1階はレストランと生活雑貨の販売スペースに、2階では婦人服を扱う。

 昨年4月から約4カ月間、石見地方の職人たちが近くに住み込み古民家を再生。外側のブロック塀は板張りの大和塀に変わり、壁はイタリアのしっくいで塗り直した。レストランではイギリスの教会やフランスの学校で使われていた椅子を利用し、机の板は友禅染の染め板を寄せ合わせたもので、脚は廃線になったローカル線のレールで作製。階段は廃校になった小学校の階段の板を用いるなど、和洋を問わず古いものを生かしつつ、モダンな雰囲気を保っている。

 レストランは和食中心で、ランチ(11時30分~14時30分)は「一汁一穀三菜膳」(1,470円)、「野菜寿司膳」(1,260円)、「おかゆ膳」(トマト・豆乳・しじみ、1,050円)などを用意。ディナー(17時30分~21時)は季節の料理8種のコース(3,900円)と9種のコース(5,300円)。カフェタイムにもデザートやドリンクを提供する。

 雑貨のコーナーでは、手拭いや和ろうそく、籠、土鍋、風呂敷、箸、器、調味料など、群言堂のオリジナルを中心に幅広く販売。レストランで提供する皿やしょうゆ差しなども扱う。

 広報担当の倉橋美香子さんは「衣食住に関するものを幅広く扱っているので、どれか一つだけでも心に残るものと出合ってもらえたらうれしい。古くなって放っておかれた建物の再生を通じて、残すべきものを残し、新しいことも取り入れるような柔軟な暮らしを提案していきたい」と話す。

 営業時間は11時~21時。火曜定休。

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