吉祥寺周辺で1月1日~10日、「武蔵野吉祥七福神めぐり」が開催される。主催は武蔵野商工会議所で、今回で6回目。
七福神は福をもたらすとして日本で信仰されている七柱の神のことで、室町時代の京都が発祥とされる。最近では全国各地で、七柱それぞれの社(やしろ)を回り縁起を呼ぶ「七福神めぐり」が催されている。
吉祥寺での七福神めぐりでは、吉祥寺駅北口前をスタート地点に30分間隔で特別バスを運行、武蔵野市と三鷹市に点在する寺社6カ所を巡る。バスを利用しての参加費は200円(1日乗り降り自由、途中乗車可)。
モデルコースは、特別バスで吉祥寺駅を出発し、井の頭公園の池の島にある「井の頭弁財天」、商売繁盛の神・恵比寿神を祭る「杵築大社」、毘沙門天(びしゃもんてん)と寿老人を祭る「延命寺」、幸福と長寿の神・福禄寿(ふくろくじゅ)を祭る「大法寺」を巡る。続いて徒歩で、大国様を祭る「武蔵野八幡宮(はちまんぐう)」と、布袋尊を祭る「安養寺」を巡るもの。延命寺では甘酒を振る舞うほか、焼き芋の販売、南京玉すだれのミニステージなどもある。
特別バス参加費用と御朱印代を含んだ「七福神めぐり色紙セット」(2,000円)を吉祥寺駅北口前と各寺社で販売。そのほか、七福神絵馬やマグカップ(以上500円)、キーホルダー、携帯クリーナー(以上300円)も販売する。色紙セット代のうち1冊につき100円を、東日本大震災の義援金に充てる。
前回は約9万人が参加したという。武蔵野商工会議所の担当者は「武蔵野の年始のイベントとして定着してきた。新年が明るい年になるように、参拝を通じて元気なスタートを切ってもらえたら」と参加を呼び掛ける。
参拝時間は9時30分~16時、特別バスの運行時間は10時~13時。