コピス吉祥寺に12月10日、チャリティーショップ「オックスファム・ショップ　コピス吉祥寺」（武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-21-6601）が2カ月間の期間限定でオープンした。

　店舗面積は約16坪。運営はNPO法人「オックスファム・ジャパン」（台東区）。「オックスファム」は1942年、ナチス軍による攻撃で窮地に陥っていたギリシア市民に、英・オックスフォード市民5人が食糧や古着を送ったのが始まり。以来、貧困問題の解決を目指し世界98カ国で活動している。日本支部は2003年12月に設立され、活動内容の報告や政府などへの働きかけ、東日本大震災の被災地支援にも携わっている。

　オックスファム・ショップは、家庭や企業から寄付として提供された生活雑貨やフェアトレード商品、オリジナル商品などを販売し、収益をオックスファムの活動に役立てる。ショップは英国やドイツ、ベルギー、オーストラリアなどで展開しているが、日本では12月3日に期間限定でオープンした下北沢店が初めての出店。

　吉祥寺店では、フェアトレードによるラオスのコーヒー豆やオーガニックTシャツ（3,000円、3,500円）、オリジナルマグカップ（1,000円）などのほか、福島県の女性たちが作るオーガニックコットン製のエコバッグ（1,000円）も販売。寄付による新品同様のティーカップセットや皿、コップ、CD、オモチャなども並べる。

　店頭では、オックスファムの呼び掛けに応じたボランティアが中心になって接客や販売を行う。同時に、日用雑貨やキッチン用品、絵本、おもちゃ、小物家具などの寄付も受け付けている。オックスファム・ショップ担当の古賀智子さんは「来るたびに違う物が並ぶ面白い店。買い物を楽しみながら、普段の生活の延長で国際協力に加わってもらえたら」と話す。2カ月間の運営経験をふまえ、今後の店舗展開の内容を検討していくという。

　営業時間は10時～21時。来年2月12日まで。