吉祥寺パルコ(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-21-8111)7階特設会場に現在、木工作家15人による木のおもちゃを販売するショップ「えんじょい。木のおもちゃ。~comaam & Designer’s Toy~」が限定期間でオープンしている。
同ショップには、若手の木のおもちゃクリエーター15人で成る12ブランドの作品が出品。総数100アイテム以上が9坪の店内を埋める。着せ替えができ手足が可動する木製人形「こまむ・どぉる」(1,600円)、坂道を転がして遊ぶ「どんぐりころころ」(600円)、車庫や積み荷にアレンジして遊べるトラックと積み木のおもちゃ「Tuminy(ツミニィ)」(6,400円)など。シンプルながら工夫次第で遊び方は無限で、子どもの「遊び」を第一に考えた木のおもちゃばかりだ。店内には実際に触って遊べるスペースも設ける。
「普段買ってくださる子どものいる親の方以外にも、吉祥寺ならではの今まで木のおもちゃに触れる機会のなかった若い人にも来てほしい」と、同ショップを運営する工房「おもちゃのこまーむ」(埼玉県川口市)代表の小松和人さん。
同社で代表兼おもちゃのデザイナーとして「遊び」をプロデュースしている小松さん。ワークショップの工作イベントや展示会、トークイベントなどの活動のほか、NHKの育児情報番組「すくすく子育て」で講師として出演した経験も。木工の仕事をする父親とベビーシッターとして働く母親の元に生まれ、2人の仕事をリンクさせたいという思いがあったという。その後、誕生した自分の子どもに、自分の手で木の三輪車を製作したことがきっかけとなり、今の仕事を始めることになった。「子どもだけに興味をもってもらうものじゃなく、大人も触ってみたいと思えるような魅力あるおもちゃを作っていきたい」と小松さん。
同ショップに参加している全国の若い作家は、小松さんが声を掛けて集まった。「普段は通販などでしか買えないものが、今回のように実店舗で手にとって購入できる作家の作品もあるので、この限定ショップは貴重なチャンス」とも。
営業時間は10時~18時(計画停電や節電のため営業時間が変わる場合あり。詳細はパルコのホームページで確認を)。今月27日まで。