井の頭自然文化園(武蔵野市御殿山1、TEL 0422-46-1100)のサクラが現在、見ごろを迎えている。
同園には全6種類、約50本の桜が植えられており、現在は、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、園内に1本だけあるエドヒガンザクラが見ごろを迎えている。カンヒザクラは3月上旬から、シダレザクラは3月中旬から咲き始め葉桜となっている。濃いピンク色の花をつけるサトザクラは開花寸前で、今週末から来週末にかけて見ごろに。
毎年3月末から5月にかけて来園者数が増加。この時期は特に子連れ客や、井の頭恩賜公園から流れてくる花見客が大勢訪れる。園内ではビールも販売しており、サル山の前にビニールシートを広げて花見を楽しむ人でにぎわう。
同園の教育普及係長の天野さんは「サトザクラが咲くはな子の前や、ヤクシカがいる放飼場『ハビタット』は桜の木が多くておすすめ」と話す。「ハビタット」では桜が散ると花びらで地面が一面ピンク色になり、ヤクシカたちが干草には目もくれず、桜の花びらを夢中になって食べるという。「園内では4月下旬まで桜を楽しめるので、ぜひ足を運んでほしい」とも。
開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合は翌日)。入園料は、一般=400円、中学生=150円、65歳以上=200円(小学生以下、都内在住・在学の中学生は無料)。