吉祥寺の作家系雑貨店が移転&リニューアル-外国のホテルをイメージ

ツタが絡まるマンションに移転リニューアルオープンした「poooL」

ツタが絡まるマンションに移転リニューアルオープンした「poooL」

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 井の頭通り沿いで営業していたアクセサリーと雑貨の店「PORTFOLIO」が10月7日、中道通りを抜けた先に「poooL(プール)」(武蔵野市吉祥寺本町3、TEL 0422-20-5180)として移転リニューアルした。

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 移転先はツタが絡まるマンションの1階。隣では姉妹店「gallery re:tail(ギャラリーリテイル)」も営業する。店舗面積は約15坪で、販売スペースと展示スペースに別れる。外国の古いホテルをイメージしたという店内には、PORTFOLIOで使用していた什器も多く設置した。大きな木枠の窓からは光が差し込む上、ベランダから入り口にかけて風が通る造りになっている。

 poooLは「水たまり」を意味する。店長の飯塚さんは「水たまりはさまざまな形や色をしていて、写り込む景色によっても変化する。poooLに集まるものは、すっと生活のなかに染み込んで、溶け込んでいくようなものであってほしい。奇抜すぎないけれど、どこか他とは違うような。でも生活の中に混ざっても大丈夫なもの」と話す。「『o』が一つ多いのも、『ちょっとした違和感』を感じてほしいから。『ちょっとした違和感』が『うれしい』や『楽しい』につながれば」とも。

 店舗のホームページを一新し、充実させることをきっかけに店舗もリニューアルすることになったという。今後はウェブショップ上で限定商品を扱うほか、作家同士の対談やインタビューを紹介し、それらの連載を掲載する予定で、「作家一人ひとりにクローズアップしていきたい」(同)。以前は女性客が多かったが、20代後半以降をターゲットとし、男性客も増やしていきたいという。

 取扱商品はKIYATAの「ダチョウフック」(3,675円)や、ウサギ、キリン、鳥をモチーフとした「獣鏡」(4,200円)、ieの「焦がし絵ネックレス」、千種の「ピンブローチ」、napの「流れ星ピアス」、kasviのアンクレットやコサージュなど。ゆくゆくは本やCD、ファッション小物も店頭に並べる予定。

 飯塚さんは「ものづくりを大きな視点で捉え、雑貨以外にも、食べ物や飲み物のレシピなども紹介し、ライフスタイルを提案していきたい」と話し、「日々変化し、進化していくので。その変化を楽しんでもらえたらうれしい」とこれからの動きに期待を込める。

 11月18日からは展示企画「音の絵」を開く。キンシオタニさん、村松葉子さん、花松あゆみさん、CHYLABOさん、たつみなつこさんなどの作家が、「はなうたサーカス」の楽曲を聴いて制作した作品を展示する。12月7日まで。

 営業時間は13時~20時。火曜定休。

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