フェブブックス(武蔵野市吉祥寺本町2)から5月15日、単行本「わたしの吉祥寺」が発売された。
著者はギャラリーフェブのオーナー、引田かおりさん。同書は、吉祥寺の街並み、吉祥寺で店舗を営むオーナーや店主にまつわる話、「吉祥寺おすすめ品」などをまとめたもの。
引田さん独自の視点から、パン店「ダンディゾン」木村昌之さん、雑貨店「サンク・プリュス」保里正人さん・享子さん夫妻、「カフェ横尾」横尾光子さん、すし店「大益」小久保勝雄さん、ケーキ店「タタン」渡部まなみさん、雑貨店「アウトバウンド」小林和人さんなど、各店と店を築き上げてきた人々を紹介する。
出版の経緯について、引田さんは「3年ほど前、大事な人に話すように、吉祥寺にはこんなにすごい人がいっぱいいるよということを伝えたくなった。吉祥寺は美しい。街並みも住んでいる人の志も美しいこと発信したいと思った」と話す。
5月14日~17日にはギャラリーフェブで、同書発売記念写真展を行い、来場した読者から「新しい吉祥寺ですね」「いつか吉祥寺に住みたい」という声が寄せられたという。
「狭くて深い吉祥寺の情報だが、妥協せず作ることができてとても満足。この本をきっかけに自分の街に、そこに住んでいる人たちに、目を向けてもらえたら。せっかくその街に暮らしているのだから、それぞれの『わたしの街』をもってほしい。きっとすてきな人が回りにいるよと伝えたい」とも。
全160ページで、価格は1,680円。掲載店のほか、ブックファースト吉祥寺店、リブロ吉祥寺店、ブックスルーエ、紀伊国屋書店吉祥寺東急店、青山ブックセンター本店、キャトルセゾン全店、恵文社(京都市)などで発売する。