三鷹天命反転住宅(三鷹市大沢2、TEL 0422-26-4966)で6月7日まで、ワークショップ「自分で自分を抱きしめる Workshop & Performance for infinite sense」が開催されている。主催はアトリエenoeno。
同アトリエを主宰する榎本寿紀さんは美術家、ワークショップ・エデュケーター。目黒区美術館ワークショップ・エデュケーターとして企画した「からだのワークショップ」のシリーズで三鷹天命反転住宅と出会う。その後も企業や大学ゼミでのワークショップなどで同住宅とかかわってきた。武蔵野美術大学、大妻女子短期大学、和光大学の非常勤講師も務める。
ワークショップの内容は、遊びながら不思議な部屋を体験する「初めて訪れる大人から子どものためのコース 感覚のワンダーランド」、触覚・嗅覚(きゅうかく)・味覚・聴覚をフル活用して部屋を体験する「上級コース」、暮れ時の光と部屋の色を体験する「日没からのコース キャンドル・ナイト/夕刻の光」の3コースを用意するが、既に締め切っている。
榎本さんは「三鷹天命反転住宅303号室で、ワークショップや見学会のナビゲーターとして、多くの時間を過ごすことができた。その中で、『この部屋と親しくなるためにはもう少し時間が欲しい』と思うようになり、今回、ショートステイプログラムを利用して少し長めの特別集中ワークショップを企画した」と話す。
また、最終日の6月7日19時~20時には、榎本さん自身が「荒川修作+マドリン・ギンズによる三鷹天命反転住宅の使用法」を踊るパフォーマンス「ゆっくり部屋に入る・自己免疫システムに入る・自分の身体の延長のように」を行う。入場料は2,000円で、定員30人。参加者、受け付け中。