吉祥寺パルコ(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL0422-21-8111)に11月21日、ケアベア国内正規品のみを集めた日本初のオフィシャルショップ「ケアベア・プレミアムショップ」が期間限定オープンする。運営はマインドワークス・エンタテインメント(千代田区)で、店舗面積は約15坪。

　出店経緯について、同社広報の神戸輝男さんは「今年の春ごろから日本人が考案した商品が増え始め、今秋になりショップ展開できる規模になった。オフィシャルショップを出店するだけでなく、多様な展開の中で、ショップを通じ、ケアベアとコンセプトである『ケア（思いやり）、シェア（分かち合い）』の意味を多くの方に知ってもらいたいという思いを理解してくれたのが吉祥寺パルコだった」と振り返る。

　メーン商品は、クリスマス商品の「ぬいぐるみ・L」（6,300円）、「イベント会場限定Tシャツ」（3,990円）、「ゆたんぽ」（3,675円）をはじめ、オフィシャル店ならではの豊富な品ぞろえを予定。店内のディスプレーでは、1982年当時、同キャラクター開発チームにいたメンバーによる同キャラクターの誕生秘話インタビュー映像も公開する。

　11月23日と12月7日には、オープン記念イベント「ケアベアの着ぐるみ握手会」を行う。11月3日のパルコのクリスマスツリー点灯式時にも行った握手会では、当初の予定時間を超えるほどの盛況ぶりを見せた。点灯式当日のみ登場した「ケアベアツリー」は式後も撮影する人が多く、あちこちで「かわいい！」という声が上がっていた。

　神戸さんは「今イベントショップはクリスマスまで展開するので、ケアベアと素敵なクリスマスを迎えてもらえたらうれしい。今後も全国各地でケアベア・プレミアムショップを展開していきたい」と話す。

　営業時間は10時～21時。12月25日まで。

　ケアベアは、1982年にグリーティングカードのキャラクターとして米国で発表され、ぬいぐるみなどのライセンス商品が世界中で親しまれている人気キャラクター。「ケア・ア・ロット（Care-A-Lot）」という雲の上の国に住み、腹部に描かれた虹やクローバなどのマークにちなんだ性格をしている。「子どもたちがきちんと成長していけるよう、雲の上から見守りそれぞれの『使命』を遂行しながらいつも助けてくれるかわいい味方」（神戸さん）。ぬいぐるみは、1983～1987年の4年間で約4,000万個の売り上げを記録。グリーティングカードは7,000万枚を売り上げ、300億円弱の市場を築いている。