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震災の後を追い続けてこれからもーー吉祥寺で江平龍宣写真展『これからも』

江平龍宣写真展『これからも』

江平龍宣写真展『これからも』

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 吉祥寺にあるギャラリー「キチジョウジギャラリー」(三鷹市井の頭3)で4月7日から、写真家・江平龍宣(えひらたつのり)さんの写真展『これからも』が行われる。

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 江平さんは1976年東京生まれの写真家。2003年に日本写真芸術専門学校を卒業、同年からブライダルフォトなどの商業写真を撮り始める。2010年にフリーカメラマンとなり、翌年には「第12回上野彦馬賞」日本写真芸術学会奨励賞を受賞。東京都写真美術館ほか5ヶ所で展示会が行われた。

 同展示は、2011年に“Gallery216”で写真家・冨永晋さんと共に行った「東日本大震災写真展」から今回で三度目。東日本大震災直後、写真を撮りに行かなければならない想いに駆られて東北に向かった江平さん。「そこには、現実とは思えない圧倒される光景が広がっていた」と語る江平さんは、今でも足を運び撮影をしている。そのうちに福島での日常が見え、知り合いができ繋がりが深くなったのもあり「震災の前はどうだったのだろうか」と思うようになったという。

 また「時と共にどこか遠くの被災地という感覚から、より身近な感覚になり始めている。今まで知らなかった福島。でも身近に感じる今。その溝を埋めるように撮り続けたい。そして、当たり前の福島に触れていきたい。」と語っている。

 同展では、発生からこれまでに撮影された作品を展示。「江平さん写真の数々は、私たちが忘れかけていたたくさんの事を思い出させてくれ、考えさせてくれます。多くのか方たちに見て頂きたいと思っている写真展です。」と担当者の神永さん。

 期間は4月13日まで。時間は12時~19時(最終日は17時まで)。

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